大野町4丁目の斜面林  

 

市役所の本庁舎建設が始動へ

 市川市役所の本庁舎の建設が本格的に始動する。現在の本庁舎業務は今年4月から完成まで、南八幡で建設中の第二庁舎で業務が行われる。
 現在のメインの第一庁舎(写真左と中央)は昭和34年の建築。老朽化がどんどん進んでいるほか、大地震に対する強度が不足している。また、京成線側の第二庁舎も昭和46年の建築で、強度不足が目立っている。
 新庁舎の完成は平成32年の予定。3ヶ月後には取り壊しが始まる。
(2017/01/12)


2017年の夜明け

 2017年が明けた。
 今年はどんな年になるか。
 この朝の日の出のように勢いよく輝く一年にしたいものだ。
(2017/01/01)


冬の空、冬の雲

 冬の空。雲一つないという快晴も気持ちいいものだが、暗雲たれこめる空もなかなかだ。
 市川の北部から西を望む。上空の雲の切れ間には一瞬の青空、その下には冬とも思えない厚い雲、その向こうは雲が完全に切れている。おそらく、このあとは、冬の夕焼けがみられるのだろう。
 今年ももうすぐ終わる。
(2016/12/24)


静かなる長田谷津の池

 市川市の最北端、大町自然公園にある小さな池。風のない晩秋のとある日。少しずつ色づき始めた樹々の枝や遠くの四阿を水面 に映し、静かな風景をつくった。カワセミが飛来する池として、かつては多くのカメラが並んだこともあったが、今は一台も見かけない。
 この日は、紅葉の名所、もみじ山が開放された初日で、紅葉にはまだ早かったが、もみじ山を南から北に抜け、大町公園へ向かう階段を降りたら、偶然にもこの光景に出合った。
 忘れられない一枚となった。
(2016/12/02)


今年も健在、イチョウの参道

 市川ではあまりにも有名な葛飾八幡宮のイチョウの参道。ついこの間までは緑だったイチョウの葉は、すっかり色づき、早くも落葉しているものも。例年、この時期は最高のシャッターチャンスで、訪れるカメラマンも多い。欲を言えば、写 真の構図がほぼ決まってしまうのが、難点であろうか。
 鮮やかに黄色に染まったイチョウの木々、参道を埋めるほどの落葉、朱色に端座する随神門。 本殿の奥には、国の天然記念物に指定されている大銀杏もそびえており、まさに、市川を代表する景観といえよう。
(2016/11/19)


今年の初秋は長雨ばかり

 雨や雨模様の日が8月下旬から続いている。台風が幾つも上陸・通過していって、南から北まで日本各地が被害に遇い、亡くなった人たちも少なくない。
 市川は過去、豪雨があると、川の水がたちまち溢れてしまう街であった。真間川周辺、大柏川や国分川の沿線は北の隣町や高台から水が流れ込んで、水浸しになった。
 そこで、考えられたのが途中で水を溜める池である。写真は大柏川調節池、通 称「北方遊水池」と呼んでいる貯水池である。手前が大柏川、堤防のような護岸は「越流堤」で、川の水位 が高くなると、水がここから向こうの遊水池に流れるといった方式である。
 流れ込んでいる様子はまだ見たことがないが、おそらく、激しい雨の中で、川が濁流となって流れるであろうと想像できる。ただ、こんな機会はなくてもいい。おそらく、周辺の道路や住宅地はいたるところで、冠水しているであろうから。 (2016/09/24)


9月の空、真夏に逆戻り

 9月5日。朝、西の空にはいわし雲が浮かんでいた。ところが、暑い日中を過ぎたら、東の空にはごらんの通 り、夏の雲が次々と生まれてきていた。こんな雲の下ではおそらく酷い雨がふっているだろうな、などと考えながら、シャッターを切った。
 今年は9月に入っても猛暑が続く。連日30度超えで、残暑といったなまやさしいものではない。朝、新聞で天気予報を見ておくが、最近では当たったことも少ない。「いつ、どこで、雨が降ってもおかしくない」といったテレビなどの“予報”では、なんの参考にもなるまい。電話と同じく、いつでも雨傘と飲み水を携帯することが、とりあえずの自衛の策だろうか。(2016/09/05)


青空にのびる黒松の立ち姿

 白い雲が点々と浮かぶ青空に向かって、すっくとのびる黒松の巨木。どの松もやや右、北方向に傾いて立つ。市川の黒松は、ほとんどが南風を受けて北に傾く。長い歴史の市川らしい風景である。
 ここは八幡6丁目、冨貴島小学校の校庭脇。手前は工事中の都市計画道路。生育している松は、数えられるもので12本あった。市川では、かつてこんな黒松の風景はあちこちでみられ、市の樹木に指定された。
 ただ、よく見ると、ここの松も右手前と左奥は枯れ始めている。おそらくこのままでは危険状態として、伐採されることになろうか。 (2016/07/20)


薮がつくる夏の木陰

 空は梅雨があけたかのような青。市役所の前にある「八幡の不知薮」が陽射しと照り返しを和らげてくれる。ここに入るとほっとするのは、私だけではないだろう。
 その昔は、もっともっと深い森だったとか。伝説や言い伝えがいくつも残っている。今は、前の国道を車がびゅんびゅんと走り過ぎていくが、こんな風景、頑固に残そうとしないと、残っていかないのかも知れない。
(2016/06/18)


曇り空、伸びやかに咲く紫陽花

 天気予報では、日本列島、西から関東地方まで「梅雨入りした」そうです。梅雨には紫陽花……晴れた日にはあまり冴えない色の紫陽花の花も、曇りや雨模様になると、たちまち鮮やかな色になるから、紫陽花は不思議な“色素”をもっているようです。
 本北方2丁目の「ささ舟公園」。ここに植えられた紫陽花が、このところ、一気に花を開きました。まだ若い株ですが、せいいっぱい伸びやかに育っています。1年に一度、この季節にだけ、注目をあびる紫陽花。大きな群落をなす花も壮観ですが、街かどにひっそりと咲く紫陽花もまた趣があるものです。 (2016/06/06)


●変貌とげる本八幡駅前

 2016年もあっという間に一ヶ月。西日本を襲った大寒波も峠を越えたが、冬はまだまだ続く。
 JR本八幡駅前で行われていた都市再開発事業は5階建てのビルが昨年完成して、ひと段落を迎えた。南側からは見えづらいが、北側の京成八幡駅から振り返ると、高層ビルがヌーっと聳えている。手前はスーパーや大手家電店などが入居した商業ビル、左が京成電鉄の本社ビルだ。
 この再開発事業で本八幡周辺がにぎわいをみせるかどうか、関係者の期待が高まっている。 (2016/01/26)


●それぞれの“今年”を祈願

 1月とは思えないほどの暖かな穏やかな正月が、あっという間に過ぎ、日常の生活が戻ってきた。
 「茅の輪くぐり」 という行事で知られる八幡4丁目の葛飾八幡宮には、正月三が日多くの初詣で客が訪れ、拝殿前に設けられた「茅の輪」をくぐってから、手を合わせていた。ただ、参道の出店はめっくり少なくなった。行事のたびに並ぶこの種の出店が近年、どこの神社仏閣でもどんどん減少している。
 境内では「スマホ」呼ばれる携帯電話を片手に、談笑したり写真を撮ったりする光景が、目立っている。このスマホという道具には、もうカメラもノートパソコンも、かなうまい。そういう時代に突入したようである。 (2016/01/05)


●市川の小さな秋の風景

 日本各地から紅葉の便りが聞かれる中、市川の街でもイチョウの葉が色づき始め、桜の葉が舞う季節となった。そして、こんな小さな秋の風景もみられるようになった。
 市川を東西、そして南北に流れる真間川。八幡と北方の境界地では「境川」とも呼ばれるが、そこに架かる京成線の鉄橋の壁には、ツタに似た蔓がからみつき、それが色づき始めた。最初は、緑から橙に、そして次第に深紅になり、今ではもう散り始めているだろうか。
 遠くの観光地の紅葉も見事ではあるが、よく見れば、こんな身近な場所にも“小さな紅葉”がある。健気な自然の姿である。 (2015/10/24)


●浦安の旧江戸川、往時の風景

 10月の今にも雨が降りそうな日、浦安から市川にかけて旧江戸川辺りを歩いてみた。下流と中流や上流とでは川の風景がこんなにも違うものかという思いだった。
 旧江戸川は放水路ができるまでは、その流れを一手に担っていた。江戸時代、江戸の町から人や物を運んできて、また運んでいった川の面 影が、浦安の下流にはまだ残っているようだ。今でも川釣り船や屋形船などが係留され、川と共にしてきた人々の暮らしが感じられる。もっとも近代的はクルーザーも整然と並んでいるのだが。
 街の景観がどんどん現代的に変貌していく中で、川の沿岸に限らず、時代時代の風景を残していけないのだろうか。 (2015/10/09)


●江戸川に秋の風

 有名な、あまりにも有名はカットである。8月後半は梅雨のような天候が続き、それならば江戸川の土手に出るとすっきりするかなと思い立ち、訪ねてみた。国府台の斜面 の林と江戸川の水辺、遠く南には市川駅南口の高層ビル。
 この場所は、江戸川沿岸でも堤防がつくられていない数少ない場所である。国府台の斜面 が川の脇まで迫っているため、天然の堤防の役目を果たしているからだ。林の上は里見公園。戦国時代は安房の里見氏と小田原の北条氏が2度にわたって激戦を展開した古戦場。また、江戸時代には「江戸名所図会」でも取り上げられた景勝地で、いずれも急峻な崖が鍵となっている。この崖で苦しめられた兵もいれば、この崖の上から景色を楽しんだ人たちもいた。その眺めは、現在でもそうは変わらないに違いなく、市川市にとって、かけがえのないものである。 (2015/09/01)


●苔むす川端

 旧盆があけて、茹だるような暑さがやっと峠を越したような空気になってきた。市川市内の中心部を流れる真間川
は緑濃い桜に覆われて、両岸の防護柵には苔がむしてきた。
 川の防護柵は地元の市民の要望によって、主要な柱に木が使われるなど、落ち着いたデザインに統一された。八幡6丁目の冨貴島小付近では、年数を重ねるにつれ、写 真のような苔むした箇所も出始め、趣きのある景観となっている。
 満開の桜の時期もいいが、真夏の木陰と川風の吹く涼やかな季節もまた、十分楽しめる場所である。何気ないこんな風景を将来まで残したい。 (2015/08/17)


●二つの虹

 連日うだるような日が続く今年の夏。真夏日を通り越して、猛暑日が7日間連続という異常な気候だ。そんな天気になる前の7月下旬のとある日の早朝。それまで降っていた雨がやんで、朝日とともに、南の空にはくっきりとした虹がかかった。それも、よく見ると、外側のもう一つの虹がうっすらと見えるではないか。
 「ダブルレインボウ」と呼ぶのだそうだ。その日のテレビの天気予報などで、報じていた。恥ずかしながら、早朝の虹も、ダブルも初めて見た。
 その日以降、日本列島は連日猛烈な暑さに見舞われている。 (2015/08/07)


●高垣に囲まれた未知への道

 長く鬱陶しい今年の梅雨も終わりにさしかかったと思う間もなく、日本列島は一気に真夏並みの猛暑に襲われている。
 写真は市川市内の宮久保地域の台地の上。両側は梨畑。背丈より高い生垣が迫り、小さな農道が貫いている。当然、一般 の車は入って来られず、農作業の小さなトラックが通るのがやっとというところだ。
 実はこの手前は住宅地。また、この先も住宅地で、それを結んでいる小道なのだが、一歩足を踏み入れると、ひんやりする空気が漂う。先の出口までほんのわすかなのだが、日中でなければ歩く気になれない心持ちだ。 (2015/07/14)


●たまに晴れた梅雨の空

 梅雨空は何かと鬱陶しい。長雨の日もあれば、場所によって豪雨のところもあり、その近くでは晴れ間がみえる町もある。所を構わないから、手におえない。
 本日の写真は、梅雨に入る前の季節の、とある日の空である。雲と雲の間にも、筋状の薄雲が広がり、思わずカメラを向けた。見慣れた方々には何ともない写 真かも知れないが、その時はとても穏やかな新鮮さがあった。 (2015/06/25)


●梨の花、満開に

 桜の花が散りかける頃、市川の北部では梨の花が一斉に開き、早いところでは交配の作業が始まっている。
 ここは宮久保4丁目。バス通りから一歩入ると、そこは静かな住宅地。その中に、梨畑が点在する。むしろ、梨畑があったところに、住宅地が広がったと表現すべきか。
 梨の生産は、これから大忙しになる。人の手による交配や摘果の作業、夏秋の収穫。その間、天候は順調とは限らず、毎日のように空を眺めての仕事が続く。
 ここは、大野、大町などの広大な畑とくらべると、いかにも小規模だが、丹念に手を掛けた梨畑に頭が下がる思いだ。 (2015/04/12)


●高みの宮から望む市川市街

 桜の花もあっという間に散り始めたと思ったら、季節外れの寒さに見舞われ、天候不順が続く日本列島。今回は春に撮影していた宮久保3丁目の白幡神社。バス通 りから入る西側の急な階段を登ると、細い参道が。ここからの景色がまた見事である。
 市川に限らず、台地の上からの景色は、気持ちが晴れ晴れするものだが、神社の境内や参道からとなると、見ごたえがある。市川や本八幡の駅周辺では超高層のビルが建ち始め、遠く東西の方向には大小様々な建物や鉄塔などが見てとれる。
 鳥居の先には、神社本殿や付属の建物が建っているが、その先にはまた小さな鳥居があり、急な下り階段が東と南に続く。撮影の日には、敷地にある福祉施設で、地元の人たちの会合が開かれていた。玄関前には自転車が数台とめてあり、どこから入ってきたのか、不思議な思いにかられた。 (2015/04/08)


●境内で咲き始める梅の小木

 閑静な住宅地は、市川の代表的な景観である。総武線本八幡駅からバス通 りを1本入った小道を北へ、北へ。いくつかの通りを横切ると、菅野1丁目の白幡天神社に抜けた。
 早春の民俗行事「湯の花祭り」が終わったばかり。境内は、児童公園で遊ぶ親子の声がするほかは、車の喧騒も聞こえない。 境内には白や紅、薄桃色の梅の小木が幾本も植えられ、今、小さな花を咲かせていた。満開にはもう少し。 若い女性が熱心にレンズを向けている姿が印象的だった。 (2015/02/28)


●今シーズン、本格的な降雪

 1月30日未明から、日本列島は本格的な雪に見舞われた。首都圏をはじめ、関東地方でも朝から降り続き、空のダイヤが乱れている。
  幸い、交通機関に大きな乱れはないと予想されているが、昼頃にかけては警戒が必要という。北国の人たちには申し訳ないが、これくらいの雪なら、空気が洗われて、たまには気持ちがいい。(2015/01/30)


●新しい年の幕開け……平成27年新春

 平成27年、新しい年が明けた。1月1日の朝、東の空(写 真上)は厚い雲に覆われ、午前7時頃、その切れ目からわずかに日の光が差してきただけだった。
 ただ、西の都心の方向は(写真右)は雲一つない空。市川駅南口の高層ビルとその向こうの東京スカイツリー、そのまた遠くに富士の頂き。
  安定か、波乱含みか、何とも分からない今年を占うようでもある。 (2015/01/01)


●年の瀬迎える法華経寺

 いよいよ年の瀬である。12月下旬の祝日、市内随一の古刹である中山法華経寺の参道は、気のせいか、人々の往来が多いように感じられた。京成電車の通 過を待つ踏切。小さな子どもを連れた家族、中高年の親子連れ。年末の墓参をする姿も多く見られた。
 平成26年。今年も様々なことがあった。長いと感じたか、短いと思ったかは、それぞれであろうが、とにかく、あと数日で一年が暮れる。 (2014/12/26)


●秋の台風、晴れるのも早い

 10月6日朝、西日本の海上を進んでいた台風18号が静岡県に上陸。静岡県や神奈川県の各地で、被害をもたらしたあと、ほぼ東京の真ん中を通 過、千葉県、茨城県を通って、午後には太平洋に抜けた。
 その間、数時間。今回の台風では、進路周辺の市町村による避難指示などの早かったこと。市川市や船橋市、白井市のほか、松戸市ではなんと21万人に対して避難勧告を出した。幸いにも大きな被害はなく、台風はあっという間に過ぎ去った。
 天気の回復も早く、正午過ぎには、東京の空がご覧の通り。遠く富士山の稜線もはっきり見えた。ただ、この日、太平洋上では次の台風19号が発生。同じような進路をたどるのではないかと伝えられている。 (2014/10/06)


●兵どもの戦の跡

 今回は市川の隣、松戸市の矢切。かつて戦国時代の初期、小田原の北条氏と房総の有力豪族が2度にわたって激突した「国府台合戦」の激戦の地である。太田道灌が築城したとされる国府台城とその周辺は、両陣営が凄絶な戦いをくりひろげた地であった。2度の戦いとも、北条方が軍勢と巧みな策戦によって勝利した。
 写真は矢切地区の西蓮寺付近。左の道は国府台城、現在の里見公園に続き、右の道の先は江戸川である。交通 標識のある斜面は、当時の土塁の跡ではないかとも推測されている。
 写真には映っていないが、左の台地に上がる階段の前には「国府台合戦地」という木製の標柱が立ち、台地上には後世の人の説明板が作り替えられていた。 2度の合戦で房総勢は敗走したが、その名は「里見公園」という名前で今も残っている。(2014/09/06)


●今なお、鬱蒼とした竹薮

 市川のほぼ中心部、葛飾八幡宮の大鳥居の向いにある竹薮。 竹の先がピンと天にのび、天では夏空が広がっている。国道14号に面 した正面からの絵はよく使われているが、横からの景色は竹林の鬱蒼さが際立って見える。
 ここは古くから「八幡不知の森(やわたのやぶしらず)」といわれてきた場所である。江戸時代、江戸と近郊の名所等を紹介した『江戸名所図絵』でも取り上げられている。明治の文豪、夏目漱石は作品の中で、「まるで八幡の藪知らずへ這入った」と幾度も引用しているほどだ。
 真夏のうだるような暑さの日。この竹薮の前を通ると、ひんやりした心持ちになる。中はさぞかし涼しいだろうなという考えが浮かんで来よう。昔から、竹林には入ったら出て来れなくなるという言い伝えがあり、ここにも平将門や水戸光國らにまつわる空恐ろしい伝承が残っている。(2014/08/5)

●兵どもの戦の跡

 今回は市川の隣、松戸市の矢切。かつて戦国時代の初期、小田原の北条氏と房総の有力豪族が2度にわたって激突した「国府台合戦」の激戦の地である。太田道灌が築城したとされる国府台城とその周辺は、両陣営が凄絶な戦いをくりひろげた地であった。2度の戦いとも、北条方が軍勢と巧みな策戦によって勝利した。
 写真は矢切地区の西蓮寺付近。左の道は国府台城、現在の里見公園に続き、右の道の先は江戸川である。交通 標識のある斜面は、当時の土塁の跡ではないかとも推測されている。
 写真には映っていないが、左の台地に上がる階段の前には「国府台合戦地」という木製の標柱が立ち、台地上には後世の人の説明板が作り替えられていた。 2度の合戦で房総勢は敗走したが、その名は「里見公園」という名前で今も残っている。(2014/09/06)


●坂のある町

 市川の町には坂道が多い。古くから台地の上に人が住み、台地の下は田んぼや水路などになっていた。そこを行き交うには坂道が必要だった。今は、台地の下にも人が暮らすようになり、坂の道は人も車も通 るようになった。
 大野町1丁目のここの坂道は地元でも有名な坂道だ。古くからの台地の迎米地域の集落と、近年の土地区画整理の住宅地を結ぶ要路である。
 路面は鋪装されているのだが、両側の地形からか、小さな切り通しのようになっている。夏になると、樹木の葉が覆いかぶさりトンネルのようになって、幻想的な雰囲気にもなる。ただ、斜面 は土がむき出しになり、樹木の根でかろうじて崩落を止まっているようで、通 るたびにハラハラさせられる。(2014/06/30)


●梅雨には紫陽花がよく似合う

 暑い5月が去って、やはり“梅雨”に入った。まだ開いたばかりだが、紫陽花があちらこちらで咲き始めた。
 市内最北部の大町地域。秋になると梨の出店がならぶ国道から、大町小学校に入る道の脇、民家の塀から大きくのり出すように紫陽花の大木が数本ある。花の最盛期になると、それはそれは見事な“紫陽花通 り”に変身する。
 まだ咲き始めだが、大輪の花がずらーッと並ぶ風景は、迫力すら感じる。梅雨時はあまり好まれない季節だが、紫陽花は梅雨によく似合っている。 (2014/06/05)


●鬱蒼とした初夏の木陰

 春に満開の中を見せてくれた桜並木が、初夏、鬱蒼とした森のような景色に変わった。季節の移りはほんとうに早いものである。
 東菅野4丁目、真間川にかかる八幡橋のたもと。濃緑の葉をいっぱいに広げて木陰をつくってくれているのは、真間川の桜。川が軽く迂回するその風景は、春とはまた違った雰囲気を出している。川を流れる水のためか、想像以上に涼しさを感じる。 いつまでも残したい風景の一つだ。 (2014/05/19)


連休あけて、ツツジの季節

 一気に過ぎた大型連休。今、街の道路脇ではツツジが満開を迎えている。定番の紫色をはじめ、赤、橙、白など、彩 りあざやかに咲き誇っている。車から見ると一瞬だが、歩きながら眺めると、様々な色合いを見せてくれて、歩いても楽しくなる。
 写真の場所は、市内北部の南大野1丁目の幹線道路に接する住宅地。背の高さまであるツツジの樹が数10メートル続く。かつて道路をつくったときに植えられたものだろうが、なぜか、自然の群落風に見えて、目を和ませてくれる。
 このツツジの花もあっという間に過ぎて、季節は梅雨から暑い夏に向かうことになる。(2014/04/26)


春の終わり、初夏の始まり

 桜フィーバーが終わり、街中には春の草花がそれぞれに咲き始めている。ここは、鬼高1丁目の大型商業施設、ニッケコルトンプラザの一角にある「鎮守の杜」の花壇。ここでは、春夏秋冬、丹念に手を入れて、多くの草木が芽生えて、咲いて、育っている。
  これから本格的は新緑の季節を迎え、街の色も枯れ木色から、一気に緑に変わる。水は温み、空気は澄んで、1年で最も過ごしやすい季節となる。(2014/04/11)


●市川にもまだ懐かしい風景が…

 JR武蔵野線・市川大野駅から線路下を西の方面を向かうと、坂を登ったあたりから目の前に出てくる風景がこれ。以前、初めて来た時は不思議な感覚をおぼえた。
  正面の長い塀は実は民間の墓地のものであり、その向こうには民家がいくつか見えて、決して全くの田舎の景色ではないのだが、東京の隣り、首都圏の一角となっている市川市で、こんな懐かしい風景に出合うとは思ってもみなかったからである。
 「市川」という街は、千葉県内でも人口密度1、2位を争う“賑やかな街”となっているが、足を伸ばしてみると、こんな田園風景があちこちで見られる。ただ、幹線道路の沿道には住宅がぎっしり建っていることもあり、出合わないことが多いが、一歩、脇道に入ってみると、あちこちでこんな懐かしい風景と出合うことができるのである。
 ちなみに、この道は下りになり、そのまま進むと、まのぼって、十字路になり、左に曲がると市川の大野町の迎米に出るが、直進すると、雑木林を抜けて松戸市の高塚に出る。 (2014/03/09)


●淡い桃色雲の朝

 2月の8日と14日、2週続けて大雪に見舞われた日本列島。雪に慣れない各地では、鉄道や飛行機、高速道路などが大きな影響を受け、また除雪の作業や歩行中の転倒などで命を落とす人も出た。
 そんな大雪をもたらした低気圧が抜けた2月16日の早朝。東京方面は、うす雲が朝陽の光に照らされ桃色がかった色に染まった。こんな色になるのは、地面 に残った雪のためか、単なる太陽のイタズラか―。
 朝な夕なに眺める風景のうちでも、いつもと違う空に、なぜかホッとさせられ、ささやかな感動でもあった。(2014/02/17)


●冬の陽射しをいっぱいに浴びて

 南向きの斜面に、冬の陽射しをいっぱいに浴びて、建ち並ぶ住宅。それぞれ“顔つき”は異なるものの、どの家も同じ南を向いているのは、どこかユーモラスさえ感じられる。
 ここは、市内のやや北部、下貝塚2丁目の住宅地。下総地方でよくみられる谷津の地形で、斜面を階段状にして開発された住宅地である。手前は低い場所にある梨畑。その反対側の北の斜面は、さずがに住宅はできず、駐車場などになっている。
 最近、市内の北部では斜面林を伐採して、住宅地に転換する場所が、再び目立って増えてきた。斜面の林がなくなると、雨水は一気に低地に流れるほか、そこに棲息していたカラスなどが行き場を失い、街中に出てくるのも増えるなど、弊害も出て始めている。(2014/01/23)


●市川でもうっすら雪化粧

 めっきり寒い日が続く中、1月19日夜半から明け方にかけて、市川市内での民家の屋根や空き地などに、雪がうっすらと積もった。今シーズン初めて。北海道や日本海側の地方では大雪に見舞われている。
 市川の雪は、さいわい、午前中にも溶け出してきたが、寒さはまだまだこれから。去年は、大雪で、大渋滞をきたした場所もあり、事前の準備が必要だ。(2014/01/19)


●市川北部の台地に冬の訪れ

 市川市の北部は、台地の間に低地が入り込む、いわゆる“谷津”の多く残る町です。大昔、東京湾が奥深く入り込み、人々はその台地辺で暮らしていました。その名残りが点在する大規模な貝塚です。
 夏の間は樹木が生い茂り、低地を見下ろすことはできませんが、木々が葉を落とす冬の季節は、その隙間から低地を見ることができます。今ではその低地に住宅や高層のマンションが建ち並び、これが市川や松戸など、いわゆる北総台地の典型的な景色となっています。
 そのような町の形状のゆえに、一旦、大雨が降ると、雨水が台地上から低地に集まり、低地の住宅は洪水に見舞われます。昔からの農家の人たちは低地には住宅を建てません。“水っかぶり”と言って、水害を忌み嫌うからです。(2013/11/29)


●一気に色づくイチョウの樹

 このところの冷え込みで、各地から冬だよりも聞かれるが、葛飾八幡宮の参道では、イチョウの巨木が一気に色づき始めた。
 葛飾八幡宮の境内右奥には、国の天然記念物に指定されている「千本公孫樹」がある。かつて、落雷によって幹が折れたが、その後、その幹を囲むように枝が生えきたことから名づけられた巨木で、様々なところで紹介されている。
 毎年、真っ黄色になり、落葉の頃になると、道一面、黄色の“絨毯”が敷かれ、数多くのカメラマンの被写体となるのも間近だ。(2013/11/16)


●葛飾八幡宮で「菊花展」

 “秋色”が日一日と深まる中、八幡4丁目の葛飾八幡宮の参道では、市川市菊花展が10月下旬から開かれ、道行く人たちの目を楽しませている。「市川市菊華会」の主催で毎年行われている展示会で、黄色や臙脂色などの大輪がズラリと並べられた。
 写真撮影の11月8日は会員の人たちがおおぜい出ばって、花の入れ替えや並べ替えなどを賑やかに行っていた。菊花展は11月17日まで開かれている。
 今年も残すところ、あと2カ月足らず。異常に暑かった夏、台風がいくつもやってきた秋が過ぎ、木枯らしが吹く季節となった。(2013/11/08)


●市内の低地は冠水 大型台風26号、接近中

 10月16日未明から、超大型の台風26号が関東地方、とくに千葉県に接近中。市川市内の道路などでは、あちこちで冠水。消防局の職員が交差点で誘導態勢に入った。
 ここ、南大野2丁目では、2つある遊水池も溢水。周辺の道路は車のタイヤ半分程の高さまで水が溢れ、車は水しぶきをあげながら、走っている。県道との交差点付近では軽自動車が立ち往生。バスの運行も停止している。
 台風が過ぎ去るまで、あと、数時間。この状態がしばらく続くと、予報では伝えている。(2013/10/16、午前6時30分頃)


●江戸川と国府台は「市川市の象徴」です

 滔々と流れる江戸川。都心からの帰り、江戸川の鉄橋を渡ると、目に入る国府台の緑がほっとさせてくれます。時代は進み、今では超高層のマンションが一気に目に飛び込んできて、斜面の林どころではありません。
 現在の江戸川の流れは、江戸時代初期に利根川水系の河川改修工事に伴いできたものです。度重なる氾濫に悩まされてきた江戸幕府の一大事業です。その後、幸いにも市川側は国府台の台地によって、“氾濫”ということはないものの、近年の異常な気象によれば、油断はならないでしょう。
 江戸川の周辺は、南部も北部も様変わりしています。しかし、昔から変わらないのは、江戸川の流れと国府台の台地です。これはまさに「市川の象徴」です。(2013/10/08)


●台風一過、秋の始まり

 台風18号が足早に去ったあと、東京都心からチリもホコリも台風が持ち去ってくれ、澄みきった夕空が広がった。
 高い空には秋の雲がたなびき、市川駅南口の2棟のタワービルや東京スカイツリーがアクセントをなし、周囲にはビルの屋上がマッチ箱を立てたように連なる。その向こうには富士の影がかすかに見えた。(2013/09/19)


●京成八幡駅周辺、再開発で変貌

 京成八幡駅周辺でかねてから工事が行われていた高層ビルが完成し、一帯は大きく様変わりした。商業店舗や事務所のほか約460戸が入居する地上40階建ての高層マンションと、墨田区押上から移転してくる京成電鉄本社ビルだ。
 高層マンションビルは5階部分までが国道14号に直に面して建てられ、交差点を圧迫するほど。西側には地上5階建ての商業ビルが計画され、これから着工、2015年8月に完成の予定になっている。
 京成本社ビルには外から上がれるエスカレーターが設置され、京成線の改札口まで行ける通路が整備された。また、京成電鉄本社が八幡に移転することを記念して「京成電鉄展」(主催:市川市文化振興財団)が8月31日から10月14日まで、芳澤ガーデンギャラリーで開かれる。(2013/08/25)


●旧盆を前に、静けさ漂う市川霊園

 連日、酷い暑さが続く中、意外に涼しげな場所がある。市川の最北端、松戸、鎌ヶ谷の両市に近い「市営市川霊園」。約1万5000基の墓があり、13日からの旧盆を前にして、掃除や補修の音が時折聞こえる他は静まり返っている。
 市川霊園の始まりは、1962年(昭和37)。今からざっと50年前。年々拡張したりして、今では1万4800基の区画があり、そのほか、合葬式の墓地が5000基ある。また、霊堂といって、一時的に位牌などを納める建物もある。
 旧盆や秋と春の彼岸などは、墓参の人と車が列をなし、近くの都営霊園の「八柱霊園」の墓参と一緒になって、周辺の道は大渋滞となる。(2013/08/11)


●夏でも風が吹く高台の姥山貝塚跡

 真夏の暑い日が続くある朝、少しでも涼しくて静かなところがないかと考えていたところ、あったのです。高台で、一面芝生が張られ、周囲が大きな樹で囲まれている恰好の場所が。
 市内の北東部、柏井町1丁目にある「姥山貝塚」でした。市川では曽谷貝塚、堀之内貝塚と並ぶ大きな貝塚遺跡で、いずれも国史跡に指定されている。大正期の発掘調査で、竪穴住居から5体の人骨が発見されたことでも知られてる。しかも、人骨は“埋葬”されたのではなく、折り重なっていたというから、その原因が謎を呼んでいる。
 高台にある芝生の上は、すこぶる涼しい風が通り過ぎる。過去の発掘調査の状況が記された説明板があちこちに立てられ、考古愛好家には関心が深かろう。散歩の途中に立ち寄って、一つ一つ読んでいくのも楽しい。巨木の下では地元の古老たちが、暑さを避けて談笑していた。(2013/07/26)


●落ち着いた雰囲気…真間川の小道

 市川の住宅地を東西に流れ、さらに東京湾に至る真間川。桜並木が続く川として、よく知られているが、八幡6丁目の住宅地の雰囲気は、桜の季節でなくてもまた格別だ。
 幅1メートルほどの歩道。河川改修からだいぶ経って、木製の柵は落ち着いた色合いになってきた。「真間川の桜並木を守る会」らの市民運動によって、真間川の改修がコンクリート護岸から、土を残した段階式の護岸になり、その際、橋のデザインや柵の材質などにも、市民の意見が取り入れられたという経緯がある。
 いつも通っている人には見慣れた風景でも、たまに散歩する人には、何とも言えない「いい雰囲気」の小道である。(2013/07/05)


●調節池に蓮の群落

 空梅雨から一転、雨続きとなった6月中旬。市内北部の南大野2丁目の調節池には、蓮がどんどん伸び出し、今では池いっぱいに広がろうとしいる。朝、小ぶりの桃色の花があちこちで開き、幻想的な気分にさせてくれる。(2013/06/24) 


●梅雨に似合う紫陽花の花

 梅雨入りからしばらく晴天が続いた後、ここ数日、ようやく梅雨らしいジメジメした天候となった。肌寒いのか、蒸し暑いのか、なんともはっきりしない、まさに梅雨空である。そんな天候で、息を吹き返したのが、紫陽花の花々だ。それまで、開花はしたものの、乾燥した花の肌が、雨のおかげで、しっとり色づきになり、活き活きと感じられてきたのである。
 この場所は、JR武蔵野線・市川大野駅からほど近い斜面林の縁。近年、「大野緑地」といって小さな公園がつくられ(写真右上)、その場所やそこまでの斜面の縁に紫陽花が植栽された。表通りからはずれているため、目立たないのだが、年々、幹が育って、花も増えつつあり、この季節には誇らしげに見える。
 紫陽花は、市川でもあちらこちらで見られるが、それが民家の庭先であったり、塀越しにしか覗けなかったりする。ただ、蒸し暑い梅雨の空気を、和らいでくれる風景を見せてくれる花でもある。(2013/06/15) 


●アスファルトの空き地に四季の花

 市内北部の南大野1丁目の住宅地の一角に、初夏の花々が咲き乱れている空き地がある。毎年、春先から何らかの花が咲き、今はご覧の通り、黄色の花のほか、白、紅など様々で、秋になるとコスモスが目立つ。大半はアスファルトの裂け目の土に自然に生えているのだが、中には近所の人たちがプランターを置いて、世話しているものもある。
 この空き地は、数メートルの幅の細長い地形。かつて「県営鉄道」という鉄道計画があって、大野土地区画整理事業を進める際に、先行的に土地を取得した場所だ。したがって、地主は千葉県。鉄道計画は地下鉄新宿線を延伸する形で、本八幡から鎌ヶ谷市の北初富まで建設し、その先は北総鉄道に乗り入れする構想だった。途中、東菅野や柏井といった駅の位置まで検討された。ところが、膨大な建設費用や千葉県の財政難などで棚上げされたまま、長い期間が過ぎ、空き地だけが残って今に至っている。
 通行人の立場としては、四季折々の草花を楽しめるのだが、「いっそ、お花畑にすれば…」という思いにかられることが時々ある。(2013/06/08) 


●遊水池に5月の風

 大柏川第一調節池――通称「北方遊水池」と呼ばれる一帯を、5月の風が吹き抜けてゆく。冬の間、枯れ草の色だった遊水池は、草木が芽吹き、今、目にも眩しい緑の色に輝いている。
 約9ヘクタール。さほど広くはないのだが、平たんな地面と池、高い空が、面積以上に広くみせている。
 本来は、大雨の時に大柏川の氾濫を防ぐため、雨水を引き込む役目の調節池。これまで草だけだった植生も、近年、水を好む樹木が生育してきた。その木々たちは、日々成長している。一人の人間の一生では大した変化は見られないが、長い年月の先にはどんなになっているのだろうか。(2013/05/26)


●「ローズいちかわ」満開

 工事用の白い塀に囲われた小さな花壇の、その真ん中に、そのバラは植えられている。背丈の低い株に、淡い朱色の大ぶりの八重の花びら。多くの花が重なりあって咲いている。手前にはツツジの花。ここは市役所の大柏出張所で、工事前は広場の中心にあった。
 「ローズいちかわ」と呼ばれる。「市川市の花、バラ」をもっと身近に普及させようと、2007年に4種類の候補から選ぶ方法で、市民に募集をかけて、決まった。
  市川市は「ガーデニングシティいちかわ」と銘打って、花いっぱい運動を展開する。その一環で、オープンガーデンとして、公共施設や公園、市民の自宅の庭を公開して楽しんでもらうイベントを展開している。今年は4月に続いて、5月25日、26日に予定している。(2013/05/18)


●藤の花房、今年も見頃に……

 宮久保4丁目、藤の巨木で知られる高圓寺は、1年で最も賑わいを見せる季節を迎える。境内にある藤の花が棚から下がり始め、大勢の人たちが訪れるからである。
 今年の春の花々は例年より早い。藤の花も心なしか早いような気がする。写真は4月22日のものだが、藤の花房は日一日と長く下がってくる。藤棚の下に入ると、まるで紫のシャワーを浴びているかのよう。心が洗われるような気持ちになる。
 すぐ近くの高台にある白幡神社からは市川の街並みが一望に見渡せ、天気のいい日にはお薦めだ。(2013/04/26)


●中山法華経寺参道、かつての賑わい再び……

 総武線下総中山駅から北にのびる参道の中腹、通称「黒門」から、遥か先に「赤門」を望む。古から多くの人々が参詣に歩いた、やや上り坂の道。車も人も自転車も一緒に通っているのだが、お互い気遣いながら通り過ぎる。
 正中山法華経寺は日蓮宗の総本山。数多くの国宝や重要文化財を有しているのは広く知られている。寺内や参道のいたる所に被写体があり、写真愛好家らにはたまらなく魅力的な場所である。
 近年、往年の賑わいを少しでも取り戻そうと、地元商店会の人たちの活動が活発になってきており、また、千葉商科大学の学生によって雑誌も制作されたりしている。(2013/04/20)


●街なかにそびえる黒松の巨木

 市川は黒松の街である。ここ八幡5丁目の一角は、かつての屋敷跡に黒松の巨木が残され、空に向かってそびえていた。地面の芝生は、新しい芽を伸ばし始め、本格的な春を迎えようとしている。
 市川には、かつて黒松の林があちこちにあった。広い敷地の住宅はその黒松を避けるように建てたり、塀をけずってまで松を伐らないでいるところが、今でもある。ただ、昨今、宅地が細分化されたり、新しい道路が建設されたりで、その黒松も減少の一途をたどっている。(2013/04/11)


●一気に春めく市川市内……万葉植物園で梅が開花して散り出す

 3月上旬からの暖気によって、一気に春めいた市川市内。春を告げる梅の花は開花したと思ったら、すぐ満開を迎え、今では散り始めている。市川大野駅近くの「万葉植物園」でも冬の枯れ枝から、いっぺんに春らしくなってきた。「万葉植物園」は万葉集に詠まれている樹木草本を植栽展示している庭園風の公園。平成元年に開園し、約200種類の草木がある。季節季節で違った顔をみせるため、訪れる愛好者らも多い。(2013/03/16)


●変貌する市川の風景……駅前の高層ビル

 市川の北部は台地が多い。そして木々が葉をすっかり落としたこの季節、台地の上からは市川の街が見渡せる。住家がぎっしり並ぶ向こうに、ニョキっと空に伸びる40階以上の高層ビルが見える。市川駅南口と本八幡駅前の再開発ビルだ。
 かつて、市川は「閑静な住宅地」といわれてきた。今でも多くの場所で残っているのだが、駅前にこのような高層ビルが建ち始めると、街のイメージが大きく変わって見えるから不思議だ。
 台地の樹木はこれから新緑の季節を迎え、そして夏になると葉が被って、街も見通せなくなる。今だからこそ、見られる風景だ。(2013/03/08)


■突然の砂塵 首都圏を覆う

 3月10日午後。東京都内をはじめ首都圏が、突然の砂嵐に襲われた。突風と砂塵が西の空から一気に吹き寄せ、見る間に灰色の街に。まるでかつての西部劇映画の一場面を思わせた。この日は、朝から「中国からの黄砂が西日本から東日本に吹き荒れる」というニュースが流れてはいたが、こんなに一気に押し寄せるとは……。夕方の報道では「これは煙霧と呼ばれる現象」だったという。今年は、例年のスギ花粉のほか、中国からの大気汚染物質、それに黄砂の飛来と、これまでになく大きな騒ぎとなっている。(2013/03/10)


●早咲きの紅梅、見頃に……本北方1丁目の住宅地

 首都圏でも春の花だよりがあちらこちらから聞こえてくる中、住宅地の一角で、毎年満開の花を見せてくれる早咲きの梅がある。ここは本北方1丁目の住宅地と工事中の道路に挟まれたわずかの敷地で、木は数本しかないのだが、八重の紅い花びらが満開を迎えると、俄然、存在感を増す。
 国営武蔵丘陵森林公園の「森林公園ニュース」によると、この種は「八重寒紅」(ヤエカンコウ)で、「八重咲きの波打った形が印象的な紅色の梅。大きさは中輪。2月下旬から3月中旬に見頃を迎える」という。
 市川では中国分のじゅん菜池緑地の梅林が有名。3月10日には梅まつりが行われる予定。(2013/02/28)