大野町4丁目の斜面林  

自然のページ 

◆2001年〜2009年

●桜が終わり、サクラが始まる

 市内の桜、ソメイヨシノは意外に長く花を楽しませてくれ、昨日の大雨であっという間に葉桜と化した。続いて、花を咲かせたのが八重桜や山桜の仲間。市内のところどころで、満開の姿を見せている。
 写真は南大野2丁目の遊水池のほとり。幹はさほど太くはないものの、たくさんの花をみせてくれた。しばらくは楽しめそうだ。
(2017/04/18)


●桜、満開

 このところの寒さで、“桜の命”が延びている。八幡1丁目の真間川脇の小さな公園。ソメイヨシノの大木が幾本も植えられているが、冷たい雨に花びらが必死でしがみついているようにも見えた。(2017/04/12)


● 早春の遊水池

 梅の花が終わり、桜にはもう少しという頃。朝夕の気温は春になったり冬に戻ったりしているが、春は確実に近づいている。
 北方町4丁目の北方遊水池では、一面冬枯れだった草木が少しずつ芽吹き、春の花の代表格、オオイヌノフグリが水色の小さな花を咲かせ始めた。すでに小さな群落を作っている場所もあった。
 日中の気温が10度を超え始め、陽射しは暖かさを増してくる。遊水池の生き物たちにも、ようやく春が訪れている。
(2017/03/09)


● 蕾み開く梅の若木

 いたって月並みな書き出しだが、季節のうつろいは早いものである。新年をついこの間に迎えたと思ったら、もう2月。ひと月があっという間に過ぎ去った。
 八幡5丁目、道路脇に植えられた梅の若い木が咲き始めた。早咲きの梅の仲間であろうか、桃色が鮮やかだ。これから3月、4月にかけて春の樹々があわてて咲き始め、人々の気持ちも浮き立つ季節となる。
 穏やかな冬の一日。ベビーカーを押していたお母さんが「梅の木があるね〜」と乳児に話しかける光景に、ホッとさせられた。
(2017/02/11)


深まる街の秋

 秋が深まった。北関東の山々からは紅葉の便りが急に届くようになり、また北海道ではもう大雪だそうである。首都圏では著名な日本庭園などの樹樹が色づき、優雅に秋を楽しむ人たちが増えてきた。
 市川の近所の公園では、落葉樹が様々な色を競い合っている。中でも黄金色、一色に染めている巨木があった。澄んだ夕陽をいっぱいに浴びて、金色はますます輝いて見えた。時折吹く強い風にも、枝に必死にしがみつく葉たち。自分の身をまもるため、これから少しずつ落としていって、季節は冬を迎える。 (2016/11/08)


紅葉始まる桜の大樹

 春にはあんなに待ち焦がれていた桜も、秋にはさっぱり。しかし、今の季節、桜だってせいいぱい“紅葉”するのです。
 ここは真間川中流域、国道14号線の境橋付近。大振りのソメイヨシノは、枝いっぱいの緑の葉の中に、色づき始めている葉があちこちに混じってきた。確かに全体で見ると、きれいとはいえない。このまま樹木全体が紅葉すれば注目されるのだろうが、桜の場合、この頃から落葉も始まり、急に寂しくなる。
 桜の葉がすっかり落ちる頃、市川の北部の山林では、本格的な秋を迎える。(2016/10/23)


緑のトンネルを抜ける風

若葉の季節。市内最北部の大町地域。秋になると梨の出荷で大忙しの地域は、今、新緑に包まれている。
市川市の子どもの宿泊学習施設、少年自然の家から大町の国道を抜ける直線道路。左右はケヤキの大木、その周りは下草や蔓が茂り、はるか向こうにぽっかり空いた出口。「緑のトンネル」という比喩はあまりにも平凡だ。
 この道は学校の野外学習などで、多くの子どもたちが歩いた。大人よりも子どもたちに馴染みが深いのではなかろうか。 (2016/05/09)

●道路の脇にツツジの群生

 桜が散って、菜の花の盛りが過ぎると、街の中ではこのときを待っていたかのように、ツツジが一斉に咲き始める。道路の脇は、あっちもこっちもツツジの花。朱や白、紫、中には一つの株で混ざりあっているものもある。
 写真は東菅野5丁目の一角。道と駐車場の段差に植えられているツツジだが、「見て下さい」と言わんばかりの健気さを感じる。都内下町のツツジの名所にもなっている神社では、斜面 の上まで見上げるようなツツジの群落があった。ツツジは平らな道路脇の街路より、斜面 の中がよく似合いそうである。(2016/04/28)


●桜の次は菜の花だ……

 あっという間に満開と花吹雪となったソメイヨシノ。それと前後して、菜の花が満開を迎えた。
 ここは、市内北部の大柏川。川の中に、菜の花が群生し始めた。上流では以前から見られた風景だが、その勢いが中流域まで下ってきたような気がする。中洲の土から出ているため、治水上はいいことではないのだが、見る方としては千葉県だなと感じる風景である。
 この時期、北部の台地の畑では白い梨の花も満開となっている。 (2016/04/15)


●満開迎える市内の桜

 都心の桜(ソメイヨシノ)は盛りを過ぎたと伝えられているが、市川の桜は5日現在で、なお満開になっていないようだ。桜の並木で知られる真間川沿岸でも八、九分くらい。今週末にかけてが、楽しめる頃合かも知れない。
 各地で並木をつくるソメイヨシノ種の桜は、樹齢が50〜60年と、樹木にしてはその“命”は実は短いのである。 天然記念物に指定されたり、山の中の一本桜のような巨木の原種と比べ、江戸時代、交配によってつくられたためだろうか。さらに、1945年の終戦後に各地で植樹されたものが多く、今咲いているソメイヨシノは樹としては、かなり“老齢”なのである、とニュースで伝えていた。
 今ある桜並木をこれからも楽しむためには、どうするか――。(2016/04/06)


●いよいよ春の主役、登場

 待ちかねた主役登場といったところか。ソメイヨシノが市川でも咲き始めた。市内各所で開き始めているが、ここ、北方町4丁目の市川市農協の前の樹は、すでに五分咲きか。他の樹木を抑えて堂々とした咲っぷりをみせている。
 市川の町も真間川の並木をはじめとする桜の名所。東は中山法華経寺から西は里見公園まで、桜の帯が続く町である。 春の一日、桜を巡るウォーキングしてはいかがでしょう。 (2016/03/29)


●春近く、街に緑が……

 梅の次は桜?――春は花だけじゃない。これまで枯れ野色だった街の風景が、少しずつ緑の気配になってきた。散歩していても、道のコンクリートの隙間から、草の葉が力強く芽吹き、伸び出す。
 北方町4丁目の北方遊水池でも、これまでの茶色の景色から、少しずつ、緑の範囲が広がってきた。池の上を吹く風もどこか穏やかになってきて、陽光の下で子どもたちの走り回る姿が春を感じさせる。
 ここには梅も桜もないのだが、広くて高い空がある。しばらくすると、たくさんのツバメが飛来し、巣を作って雛を育てる季節がやってくる。(2016/03/18)


●ようやく早春の香り

 かつて、春は「三寒四温」といって、少しずつ春めいてくるのだが、今年の早春はいつもとかなり異なっている。2月に夏日を記録する日があったり、また北の地方では寒波が吹き荒れたりと、天候はめまぐるしく変わった。
 ここは市川市柏井町の畑の一角。梅の巨木が数本。白のほか、紅や薄紅などが、今が盛りと花開いていた。この日の最高気温は15度。じっとしているとまだ肌寒いが、少し歩くと汗ばむというような穏やかな日だった。ところが、東北から北海道にかけては真冬の暴風雪に襲われていたというから、なんと南北に長い日本列島を感じさせられた。
 この天候も、これから15度を超える日が続き、一気に桜の季節に突入するという予報が出ている 。 (2016/03/02)


●枯れ野に冬の訪れ

 師走に入った。昨今、年の瀬は街中にイルミネーションがあちこちで輝きをはなっている。一歩、郊外に出ると、木々の葉はどんどん散り、アシやヨシの穂が風に吹かれている。
 北方町4丁目の北方遊水池のすぐ東側にある休耕地の一角に、密集した背丈の高いヨシの群落があり、穂が光に照らされ、風に揺れていた。
 「枯れ野」―そんな言葉がぴったりの風景を前に、今年一年を振り返る。 (2015/11/13)

●市川でも深まる秋

 11月も半ば。市川市内でもイチョウの葉がどんどん色づいてきた。桜は葉をすっかり落としたが、街中のほかの木々も日一日と色を変えている。
 市川の斜面林は常緑樹が比較的多いためか、秋になってもそれほど色の変化は見られないが、街の中の住宅地では様々な樹々が隣の木に負けまいかのように、色づきを競っている。
 写真は市内北部の南大野2丁目。高層マンションの敷地の公園。樹数は数本だが、手前の緑の先に、黄、橙、紅などの色が混じり合い、朝陽の逆光を浴びて、キラキラと輝いている。今年の11月は雨や曇りの日が多く、くすんだ色あいだったが、久し振りに浴びた朝の陽射しの逆光がよく似合っている。
 市内北部の大町地域には「もみじ山」などといった紅葉の名所があり、12月に入ると、大勢の写 真愛好家で賑わうことになろう。(2015/11/13)


●紫陽花の頃

 今年の5月は暑かった…とテレビの天気予報で話していた。いつも歩く川沿いの道の脇で、ぽつんと咲く紫陽花。梅雨の天気に似合い紫陽花だが、今年はかんかんの照りの中で、ぐんぐん咲き始めた。他所の場所でも紫陽花の見どころはあるが、そこも早いのだろうか。
 地震や火山の噴火、台風の数など「今年は異常な現象が続く」とニュースなどでは伝えているが、植物は季節が来ると、いつものように姿を見せてくれるようだ。(2015/06/01)


●いきいき繁殖、水辺の生き物たち

 大型連休も過ぎてしまうと、あっという間。そのあと、台風が近づいたり真夏の陽射しになったりで、季節はずれの天候が続くが、北方町4丁目の北方遊水池では、植物や昆虫、野鳥など、生き物たちがぐんぐんと成長している。
 かつては、何も生えていなかった茶色の造成地が、今では、樹木が点々と伸び始め、ところどころに木陰をつくっている。
 この時期、目立つのがツバメの繁殖だ。ビジターセンターの軒下には、ツバメがあちこちに巣を作り、卵を生み、雛がかえった。親鳥たちは餌を探しては、さかんに雛鳥に与え、大忙しだ。時には、人間のすぐ近くを低空飛行して、人の方が驚くほどだ。同センターでは、巣を外敵から守るため、細い糸を張ったりして、雛たちの巣立ちを見守っている。 (2015/05/21)


●きらきら輝く新緑

 春らしくない天候不順が続いた4月。久し振りに晴れわたった市川で、斜面 林では新芽が出て、新緑が広がっている。
 大野町2丁目の万葉植物園にのぼる東側の階段付近。常緑樹に混じって、新しい芽や葉がいっぱいに出始め、陽射しを受けて、きらきら輝いていた。もう、説明文は不要か。斜面 林はこれからどんどん緑を濃くしていく。
(2015/04/23)


●市川の桜、一気に満開

 東京都では3月29日、ソメイヨシノが満開だそうである。市川でも、真間川沿岸をはじめ、各所で咲き始めたが、まだまだのところも。それでも、樹によっては、満開に近い樹もある。
 ここは、真間川の中域、京成電鉄と市消防局の間の並木の一角。ごらんの通 り、ほぼ満開だ。ここの桜は、他の場所より早いことで知られている。桜にも個性や樹勢があるようだ。 (2015/03/30)


●しだれ桜の巨木、開花

 日本列島各地から桜の開花の便りが聞かれ、テレビなどで連日放映されている。この桜、ソメイヨシノという広く植えられている桜。日本では他にも河津桜や山桜、枝垂れ桜など、早咲きの樹種も多い。真間4丁目の真間山弘法寺の境内にある枝垂れ桜もその早咲きの桜の一つ。
 別名「伏姫桜」と呼ばれる。戦国時代、国府台の合戦の舞台となったこの地域。房州の里見軍と関東の北条勢が戦った「国府台の合戦」で、敗れた里見家の伏姫にちなむ。 撮影日の23日はまだ一分咲きくらいか。例年では満開は3月下旬頃になるという。
 ソメイヨシノ種ばかりが話題にあがる桜だが、よくよく探せば、様々な桜に出合うことができよう。
(2015/03/24)


●真冬に盛りの黄色花

 長い間、『老梅』と思っていた。初詣でなどで訪れるお宮の境内などで見かける庭木の黄色。実は「ロウバイ(臘梅)」という。
 花が少ない冬の季節、目を引く見事な黄色。花びらはロウ人形のような独特の質感。枯れ枝の中にあって、目立つ存在だ。花の咲く時期は種類によって12月から2月頃まであるそうだ。
 ここ市川大野駅近くの万葉植物園では、ただ1本、低木ながら見事な花を咲かせていた。
(2015/02/10)


●たなびく霧……冬の自然現象

 近年、「雲上の城」などといった霧の中の風景はブームになっているが、市川でもご覧の通 り、冬の時期に一面の霧の風景がみられる。それは、前日に雨が降って、冷え込んだ翌朝、風がなく、まだ朝日が上りきらない時間に現われる。白濁した霧があたり一面 を覆い、その先は幹線道路にまで広がる。
 ここは北方町4丁目の大柏川調節池。街の真ん中とは思えぬほどの幻想的な風景だ。
 雲海に浮かぶ城跡まではいかないまでも、運がよければ、今年の冬もこんな日常では想像できない風景に出合えるかも。 (2015/01/10)


●市川は冬の枯れ色

 暦は師走。紅葉の話題も終わり、北の国からは雪便り。市川でも木々は葉を落とし、すっかり冬の色に変わってきた。市内北東部の北方遊水池でも景色は茶系。水面 を吹き抜ける風も冷たくなった。
 この遊水池は、大雨の時に脇の大柏川から水を引き込み、下流を洪水から守るための治水施設。とかく人工的につくられることが多い中で、ここは市民グループらの活動もあって、つとめて自然の風景を保存するという趣旨で整備された。そのため「市川の原風景」が保全されているという。
 春や夏になると、新緑や深い緑におおわれるが、晩秋から冬では、ご覧のとおり、茶系一色になる。ただ、中に入ると、当初、低かった樹木も生長し、また、渡り鳥が羽根を休めたりして、冬の生物も観察できる。休日には寒い中でも、子どもたちの元気な声が聞えてくる。 (2014/11/29)


●イチョウ並木も秋色

 首都圏でも秋がいちだんと深まり、八幡の千本公孫樹に限らず、あちらこちらのイチョウの葉も急速に色づいた。
 ここは市内北部も南大野1丁目。南北の幹線道路から台地方向にのびる直線の生活道路。かつて土地区画整理事業によって宅地化された地区で、その際、この道だけにイチョウの木が植えられた。それぞれの樹木はまだ細いが、道の右側にある小学校の子どもたちが大きくなる頃には、どのくらい成長しているだろうか。
 落葉樹の並木は、秋の落ち葉の掃除が大変といった、地元の住民の苦労も多いが、子どもたちの将来にむけて、ぜひ、残していきたいものだ。(2014/11/29)


●市川随一のイチョウの巨木ももうすぐ秋色

 八幡4丁目の葛飾八幡宮にある通称・千本公孫樹。国の天然記念物に指定されている、とにかく巨木である。根元から幾本もの枝が上へ上へ延びていることから、“千本公孫樹”の名がついた。
 お宮の参道のイチョウはもう黄色がかっているのに、この巨木はまだ緑、緑で、泰然と控えてる。ただ黄色に色づくのももうすぐ。11月28日から3日間ライトアップされ、写 真コンテストや音楽演奏などのイベントも行われる。(2014/11/18)


●市内でも紅葉始まる

 北の国から紅葉の便りが伝えられ、秋の行楽シーズン真っ盛り。南北に長い市川でも、秋の風が北の方から始まった。南大野2丁目の高層マンションの樹木も秋色に染まり始めている。特に朝の時間帯は、朝日を浴びた木々が一層輝き、観光地に来たような気分にさせてくれる。
 今年もあと2ヵ月。爽やかな秋の空気はあとわずかで、街は次第に寒さの厳しい季節を迎える。(2014/10/30)


●カモの親子もひと休み

 9月中旬のある日、大柏川中流の水辺で、カモの一家が一列に並んで休んでいた。
 春にはまだ小さかった雛たちも、今では親か子か、見分けがつかないほどに成長した。これまで暑い日もあれば、嵐の日もあったろうに、たくましく成長した姿に、思わず、カメラを向け、シャッターを切った。カモたちは一瞬、身構えたようにも見えた。驚かせたのかも知れない。
  雨が続いた後の、晴れた日、川の脇にできた陸地にたたずむカモたち。なんとも微笑ましい光景だった。(2014/09/21)


●初夏の始まり、新緑の大型連休

 ぐずついた天候もようやく安定してきて、木々が一斉に芽吹いてきた。4月下旬のとある日曜日。北国分の堀之内貝塚では自然観察会が開かれていた。およそ20人ほどの参加者が、自然博物館の学芸員の解説に熱心に耳を傾けていた。
  かつて、4月29日、5月3日、5日の祝日に、5月1日が「メーデー」だったことから、とびとびの休日を、まとめて休日にして“ゴールデンウィーク”としたこの時期。その後、土日が休日になり、5月4日をむりやり祝日にして、日曜と祝日が重なると、その翌日を休日としてまで、大型化した。それでも、今年は後半の4日しか連休にならない暦のめぐりが悪いという。
 そんな年でも、この時期は新緑の季節である。 遠くに出かけなくても、近所で、一斉に芽吹いている樹や林があり、ゆっくり観察したり、スケッチしたりするのも、一興ではなかろうか。(2014/04/26)


●さあ、待ちに待った桜の開花――

 3月の最終週になって、桜の開花の便りが一気に聞こえてきた。早咲きの桜は時々見かけるが、市川ではソメイヨシノは始まったばかりだ。
 市川の桜名所の一つ、真間川では京成線の鉄橋と国道14号の間にある巨木の一つが早い。他の樹がまだつぼみの状態でも、この1本だけはご覧の通 り。もう、咲きたくて咲きたくて、待切れないといった樹である。
 市川では東の中山法華経寺から西の里見公園までの間、桜のスポットを次々と巡ることができる。このコースは一度お薦めしたい。桜の下で花見酒も悪くはないが、市川の桜をウォーキングで 楽しむのも、一興かと。 (2014/04/02)


●早咲きの梅、花開く

 北の地方では毎日のように雪が降り続くというのに、首都圏など関東一帯では寒さが少しでも緩む日があると、気温の変化に敏感な早咲きの梅が、忽然と目をさます。今では、市街地の民家の庭さきでも、あちこちで見掛けるようになった。
 ここは、市川の北部の大野町3丁目にある将門伝説が残る「天満天神宮」。狭い階段をのぼりつめた先にある社殿の裏手で、細い1本の紅梅が鮮やかな色合いを見せ始めていた。
 暦の上ではもう“春”だが、寒さはこれから。市川近在でも、時には冷たい雨から雪に変わる日もあろうが、春の花木は着実に蕾を膨らませていることだろう。(2014/02/02)


●早くも落葉の秋

 11月も下旬。各地から紅葉の話題が伝わる中、市川では早くも紅葉から落葉の季節となった。ここは南大野2丁目のマンションの庭の一角。紅や橙、黄、それに常緑樹の緑が混ざり、雲一つない青空からの光に照らされ、十分に楽しめる。
 ただ、写真は一部を切り取ったもの。周囲には高層マンションのコンクリートが並んでいるが、それでも錦秋の秋は楽しめる。紅葉はこれから市川の最北部、大町地域の雑木林に移っていく。(2013/11/22)


●台風一過、一気に秋模様

 大型台風が過ぎ去った。伊豆大島の被害は甚大だったが、市川でも家屋の浸水や道路冠水で車が水に漬かるなどの被害が多数出た。それでも、北方町4丁目に整備された「北方遊水池」が役目を果たし、被害を最小限に留めたといえよう。
 その遊水池では、台風の前から秋の気配が漂っていた。北の端に密集しているススキの穂が風に揺れていた。ススキは遊水池内に点在しているが、外来種のセイタカアワダチソウが比較的少ないのも、この場所の特徴だ。
 大雨の時に、大柏川の水を引き入れ、川の溢水を防ぐ遊水池。今回の台風の後も、広大な沼地になっているが、それが植物の成長の助けになるのも、また自然の推移といえよう。(2013/10/17)


●夏の終わり 芙蓉の花

 9月16日。台風18号が接近、上陸し、近畿地方に大きな爪痕を残したあと、過ぎ去るのをじっと待つ間、異常に暑かった今年の夏を思い出していた。
 東菅野5丁目にある民間駐車場のわずかな斜面。青空に向かって幹をすっくと伸ばす芙蓉の樹。紅や白の花をつけて、その数、およそ10本。土地の所有者が植えたと思われる芙蓉だが、まとまると見栄えがある。
 サルスベリ(百日紅)やキョウチクトウ(夾竹桃)、タチアオイ(立葵)、ヒマワリ(向日葵)など、夏に花咲く草木は数少なく、この花もその一つだ。夏の花は、厳しい暑さに負けない姿が健気に思えてくる。
 そんな夏も、18号台風の通過で、ほんとに終わろうとしている。(2013/09/16)


●夏のなごり じゅんさい池の入道雲

 9月上旬、小さな秋を探しに、あちこち歩き回ったものの、この日見つかったものは真夏の光景だった。
 ここは、中国分4丁目のじゅんさい池緑地。池の周囲を斜面林が囲んでいるが、その樹々にまだ秋の気配はなく、まして、上空ではもくもくと入道雲が湧き上がり、西から東に動いていった。
 折しも、この日はその後、埼玉県などで竜巻が発生し、大きな被害が出た日だった。
 異常に暑い日が続いた2013年の夏。その夏もようやく終わろうとしている。(2013/09/08)


●コンクリートの上は“野鳥たちのたまり場”

 コサギ、アオサギ、カルガモなど、いくつかの種類の野鳥が、川の堤でたたずむ。夏の日の朝、羽を休めているのか、鳥たちはじっとしてしている。
 ここは、市内北方町4丁目の大柏川沿いにつくられた「越流堤」。手前が川で、大雨になって川の水位が上がると、水はその先の北方遊水池に流れ込む、そういう場所である。
 この“野鳥たちのたまり場”、なんとも不思議だ。異なる種類の鳥たちが、こんなに近くで、「争い事」がないのだろうか、などとつい考えてしまうのである。(2013/08/04)


●梅雨の季節……北方ミニ自然園

 今年の梅雨入りは早い。例年より10日ほど早いそうだ。雨の日が多く、蒸し蒸しした日が続き、おまけに後半には大雨が降る時があるが、農作物や草花にはなくてはならない季節でもある。
 雨に似合うのが紫陽花と菖蒲類だ。写真は北方遊水池の北の一角に残された「北方ミニ自然園」。この調節池を作る前に、「市川の原風景」を残そうと運動してきた市民団体が、定期的に自然教育活動を展開しているフィールドだ。
 以前、この時期にたまたま通りかかったら、一面、黄色の菖蒲が咲き誇っていたのに出くわし、しばらく見とれていたことがあった。何もそんなに遠くに行かなくても、こんな近くに楽しめる場所がある――そんな思いの場所である。(2013/06/01)


●斜面にツツジが群生

 桜の花が終わり、今度は野の花が我れ先にと咲き誇っている。ツツジ類もその一つだ。ツツジは一般に環境に強いということから、あちこちの道路脇に植えられ、様々な色合いの花を咲かすが、なにぶん、人工的な庭木というイメージが強い。ところが、市川大野駅近くの斜面ではオオムラサキツツジが身を乗り出すように群生している場所がる。おそらく台地の農家の庭先の一角だろうが、手をかけないと、こんなふうになるのだろう。(2013/05/13)


●住宅地に、ケヤキの巨木群

 市川の東、北方3丁目の斜面に、ケヤキの巨木が整然と並んでいる場所がある。高さ数10メートル、幹周りもそうとう太い。その数、10数本。民有林か、またはすぐ隣の子之神社の社寺林か。市街地にこれだけのケヤキの大木があるのは、専門家が見ても珍しいという。住宅地の裏側にあるため、近所の人に教えてもらわないと、目に止まることも少ない。(2013/05/06)


●真間川の桜並木、もう少し……

 都内では満開の風景が伝わるソメイヨシノだが、ここ市川では真間川の桜並木をはじめ、市内各所の桜が満開までもう少しとなっている。東は中山法華経寺から、真間川沿岸の桜並木を通って、真間の桜土手、西は里見公園までと、延々と続く市川。この桜ルートを、ウォーキングで楽しむ人たちも多い。(2013/03/23)


■突然の砂塵 首都圏を覆う

 3月10日午後。東京都内をはじめ首都圏が、突然の砂嵐に襲われた。突風と砂塵が西の空から一気に吹き寄せ、見る間に灰色の街に。まるでかつての西部劇映画の一場面を思わせた。この日は、朝から「中国からの黄砂が西日本から東日本に吹き荒れる」というニュースが流れてはいたが、こんなに一気に押し寄せるとは……。夕方の報道では「これは煙霧と呼ばれる現象」だったという。今年は、例年のスギ花粉のほか、中国からの大気汚染物質、それに黄砂の飛来と、これまでになく大きな騒ぎとなっている。(2013/03/10)


 

●早咲きの紅梅、見頃に……本北方1丁目の住宅地

 首都圏でも春の花だよりがあちらこちらから聞こえてくる中、住宅地の一角で、毎年満開の花を見せてくれる早咲きの梅がある。ここは本北方1丁目の住宅地と工事中の道路に挟まれたわずかの敷地で、木は数本しかないのだが、八重の紅い花びらが満開を迎えると、俄然、存在感を増す。
 国営武蔵丘陵森林公園の「森林公園ニュース」によると、この種は「八重寒紅」(ヤエカンコウ)で、「八重咲きの波打った形が印象的な紅色の梅。大きさは中輪。2月下旬から3月中旬に見頃を迎える」という。
 市川では中国分のじゅん菜池緑地の梅林が有名。3月10日には梅まつりが行われる予定。(2013/02/28)