【市川市政―2018年】

 

■市長公約 初のタウンミーティングが行徳で開催

 村越市長の選挙公約の一つで、市長と市民が直接話し合う初めての「タウンミーティング」が5月27日、行徳公民館で開かれた。テーマは保育園の待機児童問題を中心とする「市川市の子育て支援の課題と対策」。会場には子ども連れの母親や若い夫婦などがおおぜいが集まり、市の保育園の実情や学校にかかる費用、子どもの医療費助成などの問題を、村越市長に訴えた。

 市政をテーマにするタウンミーティングについて、冒頭、村越市長は「私も市川市政でわからないことが多かった。みなさんから意見を聞いて、6月市議会の所信表明に生かしていきたい。毎月、やっていけたらいいと考えている」とあいさつ。子育て支援について、保育園の待機児童の解消、学童の保育クラブの待機児童の解消、子育て家庭の孤立化などの問題について、市川市が抱える問題と対策について持論を展開した。

 参加した市民からは、さまざまな意見が出された。砂場のある公園が全く少ないので整備してほしい、早生まれの子どもの入園制限はおかしい、小学校児童にかかる費用が高い、行徳の民間保育施設で2年目になると空きがあるのに知られていない、放課後に学校で遊ばせてほしい、駅前に小さな保育施設をつくるより環境のいい場所につくるべきではないか、市川保育ルームに通 わせたが不都合が多過ぎる、乳幼児の夜間の病院がない、あっても高い医療費がかかる、支援センターを利用しているがランチの時間は閉まってしまう、などなど。
 これらの意見に対し、市長は対応や解決の考えを回答。また「このタウンミーティングを続けて、その中で、必ず報告していきたい」「この場で答えられないことは、宿題として持ち帰って検討したい」「できるだけ有機的な回答をできるように頑張りたい」などと説明した。

 市の子育て支援をテーマにしたタウンミーティングは、6月24日午前10時からには全日警ホールで開催。7月には大野公民館で開かれる予定。(2018/05/27)


■行徳野鳥観察舎と赤レンガ倉庫、ともに「保全の方針」 村越市長が表明

 4月に就任した村越新市長の定例記者会見が5月17日に行われ、従来から保存が問題となっていた行徳野鳥観察舎と国府台の赤レンガ倉庫について、村越市長は「どちらも継続と保全の方針で、近く千葉県の担当部局に要請していきたい」などと説明。「これまで保全等はきわめて難しい」としてきた市の姿勢を大きく方向転換していくことを表明した。
 行徳野鳥観察舎について、村越市長は選挙前に視察したことを説明し、「 野鳥病院等は子どもの教育上でも、とっても貴重な施設と考えている」と述べ、「何らかの形で再開したい。そのため県との交渉も進んでいる」と明らかにした。
 一方、赤レンガ倉庫については「市川市が引き受けて、保全して公共活用をしていきたいと考えている。そのため、千葉県に土地の査定をしてもらうことになっている」と話し、近く、県の担当部局に要請していくことが決まっている。また、現地保存していくかどうかについては「現地で残すか、残らないかは、まだわからない」としたが、「「市川市で取得していきたい」と明言した。

 この日の会見では、このほか、選挙公約について具体的な検討過程や外環道路の開通 に関連する課題、タウンミーティングの役割、ゴミ収集の問題等について、現在の状況を説明した。
 村越市長になって初めての市議会は6月上旬に開会される予定。その際、市政に関する所信表明演説が行われることになっている。(2018/05/17)


●村越新市長が初登庁 初の記者会見
 
 市川市長に決まった村越祐民氏が4月24日、初登庁した。登庁後、事務の引き継ぎや就任式などを行い、昼前から初の記者会見を行った。
 村越新市長は冒頭「市民生活の向上について、全身全霊で取り組んでいきたい」と抱負を語り、また、市議会との対応については「市民のために役に立つ仕事であれば、市民には与党も野党も関係ないと思っている。少数与党という心配には当たらないと思っている。私を応援してくれなかった人には、しっかり丁寧に説明していくので、不安はもっていない。私は保守でも革新でもないので、そのような枠にはとらわれないで、仕事をしていくのみです」などと述べた。 (2018/04/26)

◇記者会見での主なやりとり(要旨)
――選挙公約のシティミーティングについて
村越市長「できれば連休明けにやれればと思うが、オフィシャルな形で準備するのはなかなか大変だと思う。私個人の集会という形でも、ごく早期に開きたい。いずれにしても、会場は壇上からという形でなく、フラットな形式で、行ってみたいと考えている」
――これまで行ってきた集会で聞いた問題については
市長「意外に市の周辺の人たちでは交通難民の方々が多いと思っている。コミュニティバスの運行を工夫するなど、公共交通 機関のことを検討したい。(東日本大震災の)3・11から放射性物質の問題では、現状はどうなっているのか調査をして、どうやったらいいのか考えたい。行徳の人たちからは羽田空港から離陸する飛行機の騒音がうるさいと声もあった」
―― 保育園の待機児童の解消では
市長「さきほどさわりのさわりの部分を市から説明してもらったばかりだが、これからきちんと説明してもらってから早急に進めていきたい」
――選挙の勝因についてはどう考えているか
市長「市政の変革を望んでいる市民が、他の候補より多かったのではないでしょうか、と思っている。 今後、市川をどうするかということを望んでいる人に選んでいただいたのだと思う」
――公民館の利用料を値下げすると言っていたが
市長「約束だから、値下げはする。公民館などは予約の方法等でIT化が遅れているようなので、それについても考えたい」
――ゴミ問題は
市長「ゴミの収集では、少なくても夏場は週3回に戻したいと考えている。大事なことはゴミの総量 を減らすということで、総合的な政策がなければならないと思っている」
――工事契約の改善を訴えているが
市長「市内の企業や業者にしっかり仕事をしていただいて、市に税金をおさめてもらう、という趣旨である。条例でなくても、運用で改善ということであれば、同様なことをやっている市もある」
――交通問題については
市長「外環が6月に開通するということになっているが、なお市内で渋滞等がひどい状況があれば、全体を見て、対応したい」
――先端企業の誘致なども言っておられるが
市長「新規先端企業のことは大事なことで、今の市の予算は分配の政策のためで、それだけでなく、どうやって実入りを増やしていくかを考えていきたい。それには不要不急の事業を減らして、その上で、できるだけ対応していきたい。まずは、市から説明を受けて、現状の把握につとめたい」


●村越祐民氏が激戦を勝利 市長選
 
 再選挙となった市川市長選が22日行われ、村越祐民氏が激戦を制して当選した。投票率は昨年秋の市長選と比べ、3ポイント上がって、33.9%。
 村越氏は元民主党の国会議員で、今回は共産党や民進党、社民党、立憲民主党など、自民党と公明党以外の政党や市民団体から支持を受け「野党統一候補」と呼びかけて運動。4万6000票余りを獲得した。
 これに対し、元衆議院議員の田中甲氏は、自民党の一部の市議会議員などの支援を受けたが、4万2000票余りで、今一歩届かなかった。また、元県議会議員の坂下茂樹氏は自民党市川支部の市議会議員の支持や公明党の支援を受けたが、4万1000票余りで、最下位 だった。
 当選した村越氏が市議会過半数の自民党、公明党を相手に戦ったことから、最大の課題は議会運営。今後、様々な状況で市議会からの風当たりが強まるとみられ、注目される。 (2018/04/23)

◆市長選再選挙の開票結果(2018年4月22日、敬称略)
 村越祐民 46,143
 田中 甲 42,931
 坂下茂樹 41,880
 
  ◇投票率は33.97%(無効票が1,864票)


●市川市長選再選挙が告示 3人が出馬 22日投開票
 
 再選挙となった市川市長選が4月15日告示され、昨年の選挙の上位 3人が立候補の届け出を行った。22日に投開票される。
 立候補したのは、届け出順に坂下茂樹(43)、村越祐民(44)、田中甲(61)の3氏。坂下氏は自民党市川支部の推薦を受け、また公明党市川市議団と政策協定を結んで支持を受けた。村越氏は共産党や民進党、社民党、立憲民主党などの推薦や支持を受けた。田中氏は元県議や自民党市議の数人が支持している。
 昨年11月26日の市長選では5人が立候補。村越氏が28,000票余りでトップだったが、当選に必要な4分の1の得票数に届かず、「当選者なし」だった。その後、選挙結果 に異議の申し出が出たため、再選挙は今月までずれ込んだ。(2018/04/15)

【参考】昨年の市長選の開票結果(2017年11月26日、敬称略)
 村越祐民 28,109
 坂下茂樹 27,725
 田中 甲 26,128
 高橋亮平 20,338
 小泉文人 16,778
  ◇投票率は30.76%


●市川市選挙管理委員会が「棄却」の決定

  昨年(2017年)11月に行われた市長選・市議補選の結果に対し、2人の市民から市川市選挙管理委員会(佐々木和夫委員長)に出されていた異議申出について、市選管は2月19日、いずれも「申し出を棄却する」の決定をし、申出人に持参、通 知した。 この決定に不服がある人は、今回の申出人に限らず、21日以内に千葉県選管に審査を申し立てることができる。【下に記者発表要旨】
 2月20日の記者会見で、佐々木委員長は委員長コメントのほか、「 開票の作業でいたらない点や誤解を招いた点があり、今回の異議申出がされたことを厳粛に受け止め、今後の選挙の開票作業等を改善していきたい」と話した。
 また、今後、県の選管に審査の申し立てがない場合は、4月22日(日)に市長選を行うという日程も決めた。


■全候補が法定得票に届かず再選挙に 市川市長選 

 11月26日に行われた市川市長選は、最高得票者が法定得票(有効得票数の4分の1)に届かず、再選挙となった。千葉県ではかつて富津市長選が再選挙になったことがあり、また、2003年の札幌市長選があるという。再選挙の日程は、今後、市選挙委員会が決めるが、年開けになりそうだ。

 市長の椅子をめぐって5人で争うことになった今回の市川市長選。激戦が行われるとしても、再選挙という劇的が結果 を誰が予想できたであろうか。

◇市長選の開票結果(11月26日、敬称略)
 村越祐民 28,109
 坂下茂樹 27,725
 田中 甲 26,128
 高橋亮平 20,338
 小泉文人 16,778
(2017/11/28)


■市川市長選に新人5人が出馬 市議補選も激戦 

 大久保博市長の任期満了に伴い、市長選と市議補選が11月19日に告示された。市長選には5人の新人が立候補。2議席が欠員となった市議会議員の補欠選挙では6人が立候補した。投開票は11月26日に行われる。
 市長選には届け出順で、村越祐民(43歳)、高橋亮平(41歳)、小泉文人(44歳) 、坂下茂樹(43歳)、田中甲(60歳)の各氏(いずれも無所属)が出馬した。村越さんは民進、共産などの推薦を受け、坂下さんは自民党の推薦を受けた。
 一方、市議補選には届け出順で、中町圭(39歳)、星健太郎(37歳)、石英幸(48歳)、吉住威典(74歳)、大久保貴之(39歳)、冨田嘉敬(46歳)の各氏が出馬した。(2017/11/20)


大久保市長が市長選不出馬を表明

 今年11月26日に行われる次期市長選に対し、現職の大久保博市長(現在2期目)が出馬しないことを、8月29日の記者会見で正式に表明した。
 不出馬について、大久保市長は「当初、思っていた財政再建や行政改革などについて、一応レールに乗ってきて、自分のやるべきことは終わったと思った。当初から2期で終りと思っていたことや年齢的にも気力が衰えてきて、この先は他の人がやるのがふさわしいのではないかと考えた」と語った。
 これまでの施策について、施設の使用料の改定、民営化の促進、市税の収納率の向上や滞納率の減少、借金の減少、職員の給与のあり方の見直しなどを挙げ、「毎年、30億円程度、生み出してきたと思っている」と説明した。
 この8年間の思い出を聞かれると、「3・4・18号線の開通が一番思い出に残っている。ただ、保育園の待機児童の問題が解決できてないことは心残りに思っている。待機児童は当初予想していたより猛スピードで増えてきて、整備が追いつかなかった」と語った。

 次期市長選では、10月6日に立候補予定者の説明会が行われるが、名乗りを挙げている人がまだ出ていない。告示は11月19日、11月26日に投開票が行われる。(2017/09/05)