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    国土交通 省でも、三番瀬問題を検討

 検討が続く三番瀬問題で、昨年11月から国土交通省でも検討会が行われている。5人の専門家が協議しているもので、5月16日には4回目の会議が行われた。この日は直立護岸や浦安市の猫実川の課題などが話し合われた。今後、県が続けている″円卓会議″との整合性が注目される。

 この検討会は(財)リバーフロント整備センターが事務局。平成13年11月22日に1回目の会議が行われ、以来、今年になって1月17日、2月25日、3月12日にそれぞれ開催された。2月には現地視察と検討会が行われた。
 メンバーは、磯部雅彦・東京大学大学院教授(新領域創成科学研究科)をはじめ、清水誠・東京大学名誉教授、清野聡子・東京大学大学院助手(総合文化研究科)、二瓶泰雄・東京理科大学講師(理工学部土木工学科)、それに風呂田利夫・東邦大学教授(理学部生物学科)の5氏で、T円卓会議Uに入っている委員もいる。
 この検討会の主眼は、東京湾の河口干潟の保全の方法を検討するもので、昨年9月には「江戸川放水路洪水流による河口・三番瀬の調査」が行われ、国土交通 省の河川部としては、江戸川放水路と三番瀬の関連などについて検討する領域となっている。
 しかし、検討のテーマはこれだけに限らず、河口干潟の環境の課題、河川の作用と現状、また、三番瀬の土砂供給源を特定するための市川航路の調査などに及んでいる。
 5月16日の検討会では昨年から問題となっている第1次埋立地の直立護岸や猫実川の問題に踏み込んで協議する。

 ◇同省が発表している検討会の主な意見
 ▽1回目 テーマ「東京湾における干潟の現状、三番瀬の環境の現状」(自然という大きな変動の中でのインパクトや現状、三番瀬への土砂の供給(流入)状況や江戸川放水路からの淡水の流入の影響、小河川の状況)
 ▽2回目 テーマ「河口干潟の環境の課題、三番瀬への河川の作用と現状、江戸川放水路の環境基礎情報」(三番瀬に関しては自然干潟とは異なる視点で検討すべき、土砂の流入源を評価するため江戸川河床の土砂や市川航路の浚渫土砂を調査、底生生物の変動を把握するため今後とも調査が必要)
 ▽3回目 現地検討会(干潟保全の方向性などで意見交換)
 ▽同 テーマ「三番瀬の今後の保全、東京湾河口干潟の保全と方向性など」(中間とりまとめ、三番瀬の各課題の検討の方向性を示し、今後の主な具体的検討項目の整理、江戸川河口部の調査で平成14年度も通 常時と洪水時で状況を把握)