三番瀬の保存再生を検討した「円卓会議」の模様 

三番瀬 過去の動き

●三番瀬の概要はこちら
●前の埋立て計画に関する補足調査(平成11年1月)
●第1終末処理場計画地の経緯
●三番瀬再生検討会議のメンバー

◆三番瀬問題、国土交通 省でも独自検討会

●三番瀬問題で森田知事に要望書を提出

 長引き三番瀬問題の解決のため、大久保市長は7月9日、森田千葉県知事に対し、要望書を提出した。要望では、市民が親しめる海辺とするための干潟の再生と漁場環境を改善するための方策を求めている。(2010/07/30)
 要望書は「市川航路の浚渫土砂活用による干潟の再生及び覆砂に関する要望書」。塩浜2丁目の公園予定地前の親水護岸前面に、市川航路の浚渫で生じた土砂を活用して、干潟化を進め、市民が親しめる海辺にする。また、漁場環境を守るため、市川航路の浚渫土砂で覆砂を行い、底質の改善や干潟化を図ることを求めている。この漁場改善については、市川市行徳漁業協同組合と南行徳漁業協同組合から、市長に対して、7月5日に要望書が出されている。


●「三番瀬の再生」などを要望 市川市が森田千葉県知事に

 三番瀬の再生と周辺整備について、2009年5月に市川市は森田県知事に要望書を提出している。要望は合わせて10項目にのぼり、長期化している三番瀬の解決や行徳臨海部の終末処理場などに言及している。(2009/05)
【要望事項】
「三番瀬の再生」
1.干潟の再生
現在の三番瀬は、浦安地区の埋立てによる潮流の変化や地盤沈下により海域環境が大きく変化し、漁業の衰退や生物の減少とともに市民と海との繋がりが断ち切られてしまっています。
これを改善するため、かつての三番瀬のような海水循環が図られ、しかも、市民が身近に生みに親しめる干潟を再生していただきたい。
2.塩浜1丁目〜3丁目護岸の早期改修
安全性を確保し市民の財産を守るため、できるたけ早期に事業を完了させていただきたい。また、護岸構造については、市民が海にふれあえる親水性に配慮した構造とし、前面には、干潟を造成していただきたい。
3.青潮対策の実施
短期的には、水循環の向上や水質改善につながる干潟の藻場の造成を行っていただきたい。また、長期的には、埋立て事業による深堀部の埋め戻しを計画的に進めていただきたい。
4.環境学習ゾーンの整備
子どもたちをはじめ市民がかつての三番瀬にあった干潟の自然、また、塩田、蓮田、ノリ漉など行徳の海辺の歴史を学ぶことができる、三番瀬再生のシンボルとなる自然環境学習施設を整備していただきたい。
5.漁港整備と漁業振興への協力
市川漁港は、老朽化が著しく危険な状況であり、漁業者や後継者育成のため、市としても早期の漁港整備に取り組んでいるところであり、また、三番瀬の再生には、漁業者の協力が不可欠で、漁業振興は引き続き重要な事項ととらえています。
漁港整備等に際し、多額の費用が必要となるため、財政的支援等について協力をしていただきたい。
6.塩浜地区まちづくりへの協力
市川塩浜駅周辺地区においては、三番瀬などの自然環境を活かした海辺にふさわしいまちづくりを地元企業地権者と協働で進めています。
多くの人々が集い親しめる海辺や陸と三番瀬の海が共生できるまちづくりの実現に協力していただきたい。
「行徳臨海部の環境改善」
7.市川航路は、昭和57年2月に水深―6.5m、幅200mで暫定供用されていますが、船舶の航行安全から港湾整備計画に基づく航路を早急に整備していただきたい。また、市川泊地や真間川泊地は河川からの土砂が堆積し船舶の航行に支障をきたしていますので定期的な維持浚渫をしていただきたい。
8.行徳近郊緑地の市民利用の促進
行徳近郊緑地を多くの市民が自然に親しむ、開かれた空間として活用させていただきたい。また、そのために地元市が主体的に直接管理できるよう検討をお願いしたい。
9.石垣場・東浜の整備
(1)地権者活用ゾーンの整備・促進
江戸川第1終末処理場に隣接する地権者活用ゾーンについて、適切な土地利用を誘導するため研究会を再開し、地権者の合意を得て、道路、緑地の整備をしていただきたい。
(2)江戸川第1終末処理場の建設促進
用地買収を促進し、早期の工事着手に努めていただくとともに事業に関する情報は適時、提供していただきたい。また、処理場の上部利用や水と緑の活用ゾーンの整備については、防災やスポーツ及び緑の拠点となるよう、周辺住民や市の意見を尊重していただきたい。
10.下水処理水(高度処理水)の活用
江戸川第2終末処理場から排出される高度処理水を行徳近郊緑地の水環境の改善等に活用していただきたい。