ITに関連する施策

〜2006年

●市役所出先機関で個人情報がウエブサイトに流出

 市川市役所の市川駅前の市民窓口で、競争入札の公告のお知らせと同時に、市民4世帯分7人分の個人情報が、市役所のウエブサイトに掲載されたことがわかった。担当者が、掲載内容をパソコンに入力する際の操作ミス。IT施策を進める市川市としては、痛いミス。市ではウエブサイトに掲載する内容に個人情報が含まれていないかどうか、再確認するなどの再発防止策を発表した。(2008/10/31)

◆市の発表内容は以下の通り。

   個人情報の流出事故について
1 事故発生日時 平成20年10月24日(金) 午後5時22分                 2 事故判明日時 平成20年10月27日(月) 午後6時55分
3 事故の概要
 平成20年10月24日(金)午後5時22分、「市川駅行政サービスセンター市民窓口業務等委託契約」の事業者選定のため一般競争入札の公告をしたときに、当該委託契約の仕様書等を市川市公式Webサイト上で公表した。当該委託契約の仕様書等の一部に市民の個人情報が掲載されていたため、10月24日(金)午後5時22分から10月27日(月)午後6時58分までの間、個人情報が流出した。
<流出した個人情報> 4世帯7人分の住所、氏名、性別、生年月日、家族構成等
4 原因
 市川駅行政サービスセンター市民窓口業務等委託契約の仕様書等には、窓口業務の事務処理マニュアルが添付されていたが、その中に、市民の個人情報を使用して実務に即した処理パターンを作成していたものが含まれていた。そして、この事務処理マニュアルに掲載されていた市民の人名等を一部伏せることをせずにWebサイトに掲載した結果、個人情報が流出するに至ったものである。
5 事故判明時の初期対応等
(1)平成20年10月27日(月)午後6時58分、市川市公式Webサイト上の市川駅行政サービスセンター市民窓口業務等委託に係る公告を一時非公開とした。
(2)同日午後7時10分、情報システム上の停止処理を行い、被害者の住民票の写し、戸籍謄抄本等が窓口において第三者に交付されないようにした。
(3)平成20年10月24日(金)午後5時22分から10月31日(金)午後6時までの間、個人情報の流出の連絡はなかった。
(4)平成20年10月30日(木)午後6時までに被害者全世帯宅を訪問し、個人情報が流出した経緯等事情を説明し、謝罪した。
6 再発防止策
(1)市の公式Webサイトに情報を掲載する際には、個人情報が含まれていないことを確認した上で、掲載することをさらに周知徹底する。
(2)事務処理マニュアルは、市民の氏名等は使用せず、架空の名前で作成することを周知徹底する。
(3)全職員に対し、個人情報の保護に関する意識を高めるための教育・研修を強化する。          

<連絡先>情報政策監  井堀 幹夫
市民経済部長 大谷 英世
電話 047−334−1111(代)   


●市川市の庁内全部門が情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得

 情報のセキュリティや処理方法、取り扱いなどで、優れた組織とみなされる情報セキュリティマネジメントシステムで、市川市役所が3月29日、庁内の全部門の全課で認証を取得した。市の情報システム部では「これによって、市川市に対するイメージの向上をはじめ、セキュリティの維持や職員の意識の向上が図れる」としている。
 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)は、(株)日本情報セキュリティ認証機構が審査認証する情報に関する国際規格。市川市役所は、平成15年に、全国の自治体では初めて、9つの部署で認証を取得。その後、審査を受ける部署を拡大していた。
 この結果、この3月29日付けで、全部署にあたる庁内の25の部、125の課で、認証を取得した。認定機関は、英国認定機関(UKAS)と(財)日本情報処理開発協会(JIPDEC)。
 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)は、情報の保有や運用にあたって、セキュリティ対策の徹底はもちろん、情報を保有する基本方針や運用マニュアルが策定されていること、秘密を遵守し外部に漏れないこと、正確に完全に保護すること、認可された利用者が必要なときにアクセスできることなどが、基準となっている。


●今度は「IT総合賞」を受賞

 (社)企業情報化協会が主催する「IT賞」の平成18年度の選考で、市川市がIT総合賞を受賞した。自治体では初めて。2月26日に表彰状などが授与される。
 IT賞は、昭和58年度から設定されているもので(平成12年度まではOA賞)、「ITを活用して経営革新に優れた成果を挙げた企業や機関、個人に贈られている。平成18年度は市川市のほか、IT特別賞(フロンティア賞)にセールスフォース・ドットコム、IT特別賞にHOYAサービスが選ばれた。
 市川市が選ばれたのは自治体では初めてだが、ITを行政の効率化や市民に対する施策の手段として活用、また行政のマネージメントの有効化に利用していることが認められた。


●千葉市長が「情報セキュリティ文化賞」を受賞

 高度な情報化やIT化を推進した人に贈られる「情報セキュリティ文化賞」(主催・情報セキュリティ大学院大学)に、今年度は市川市の千葉市長ら6人は選ばれた。千葉市長は、いちかわ情報プラザの   認められた。表彰式と記念講演は3月8日に東京ビッグサイトで行われる。
 今年度の受賞者はこのほか、今井秀樹(中央大学光学部教授)、小野功(日立ソフトエンジニアリング執行役社長)、高木浩光(産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター研究員)、牧野二郎(弁護士・牧野総合法律事務所所長)、宮地充子(北陸先端科学技術大学院助教授)の各氏。
 この「情報セキュリティ文化賞」は平成15年に創設され、これまで11人が受賞している。