同窓会だより 第9号 1984.12.24


 同窓会幹事会報告

 昭和59年度市川学園同窓会幹事会は去る7月7日(土)母校本館会議室で開催されました。
 今年は古賀前校長先生の第一周忌にあたりますので、幹事会に先だって、午後2時より市川霊園の古賀先生の墓前に於いて略儀ながら一周忌の法要を営なみ、先生の御冥福をお祈りしました。
 午後3時より幹事会に入り、山本幸雄会長、名誉会長藤崎慶治校長先生の後挨拶に続き、山本会長を議長に選出して議事に入り、次の通り可決、承認を行ないました。
一、昭和58年度決算
二、昭和59年度予算案
三、昭和60年度総会を昭和60年秋に開催
四、同窓会会則第三章十八条「総会を毎年開く」を「総会を二年毎に1回開く」に変更
五、59年度役員の留任会長山本幸雄、副会長玉置勉、岡野谷守利、会計厚川正和、会計監査畝本至、山本康雄の諸氏
六、その他次の報告事項がありました。
 @昭和62年度の創立50周年記念行事について、花嶋省三学園理事長代行から、校長先生を中心に企画委員を決め、記念行事にとりくむ、既に国語科の稲田先生にお願いして古賀先生の伝記を作成中との報告がありました。
 A同窓会報の作成に関して、各年度・各グループの同窓会、会員消息などの原稿依頼。
 B50周年に新名簿を作成する。現在の名簿の在庫数は200部余りである。
などの報告が各係よりなされ、会議を終りました。閉会後、図書館3階に設置された古賀記念室を一同で参観し、ありし日の古賀先生をしのぶ一時を持ちました。引き続き懇親会に入り、しばし時を忘れ歓談し今年度の幹事会を終了しました。


昭和55年に完成した古賀記念体育館


※古賀記念室は、先生が生前御愛用になった品や若き日の写真などを中心に旧校長室を再現したものです。書棚や展示架には学園に縁のある資料を集め、古賀先生を中心とする記念室にしていく所存です。古い資料や記念品などお持ちの方は是非お知らせ下さい。
 御挨拶

学校長 藤崎 慶治    

 暦の上でも立冬を迎えて朝夕の冷気身に沁みる季節となりました。学園の発展のため力強気御支援、御協力をいただき感謝いたします。
 同窓会会員の皆様には御健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 旧制千葉県市川中学校・新制市川中学校・市川高等学校と40有7年にわたり、発展的に受け継がれた輝かしい伝統と歴史の中に巣立ってゆかれた卒業生は今や3万名に近く、あらゆる分野で、それぞれ御活躍、まことに御同慶の至りと存じます。
 今年度の入学状況に着き御報告します。中学校は、募集人員270名に対して2646名と実に2000を越す志願者があり、この中から278名の優秀な中学生が入学しました。高校は3966名の志願者がある、付属の市川中学校から進学した323名、あわせて606名の高校1年生をむかえ、中・高それぞれの入学式を挙行しました。
 全教職員は一丸となって、古賀先生の建学の精神、教育理念をふまえ、いわゆる「よく見れば精神」に立って生徒一人一人の可能性の発掘・実現に、教科指導に、生活指導に、またクラブ活動の指導にと渾身の努力を傾注しています。入学する生徒の質も年々向上し、着着と教育の実をあげ世間からの評価を得て居ります。全く御同慶の至りと存じます。
 来年度の同窓会総会は母校で開催されることになって居り、教職員一同は、同窓会諸兄のご来校を心からお待ち申し上げて居ります。
 最後に会員諸兄の御多幸と御活躍を心からお祈り申し上げます。