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2007年12月16日発行
母校の古稀を祝う
市川学園同窓会 会長 高8回 児井 正義
今年母校市川学園は「古稀」にあたる創立70周年を迎えました。われわれ同窓会にとっても65周年の節目の年でもあります。誠におめでたいことであり、一同挙ってこれを祝い、この慶びを共にするところです。この慶事にあたり、学校を中心に後援会ならびに同窓会が共同して、様々な記念事業及び行事が盛大に、そして成功裡に執り行われました。
お陰さまで寄せられました募金も概ね目標に近づいております。これ等にご参加あるいはご協力戴きました皆さんに対し、心から感謝いたします。誠に有難うございました。母校の繁栄はわれわれ同窓生にとって大きな喜びであり、また、誇りでもあります。しかしながら本校の今日の姿も一朝一夕にして成った訳ではありません。それは創立者古賀米吉先生をはじめ大勢の先輩方の弛まぬ努力と言葉に尽くせぬ労苦の賜物であります。こうした先達各位のご尽力に対し、改めて深く感謝し、衷心より敬意を表したいと思います。そして母校のこの発展の礎こそは「なずな」、「第三教育」等に象徴される「建学の精神」であり、そこに培われた「長い伝統の力」に依るものと考えます。この「建学の精神」は今も昔もそして将来に亘って、決して変わることなく脈々と受け継がれています。
この長い伝統に育まれたわれわれ同窓生も今や30,000人を遥かに超える大きな数を誇っています。その一人一人が社会の様々な分野で公私に亘り活躍しています。われわれ一同この節目の塚を前に「建学の精神」に寄せる想いを新たにし、思い出深い青春の一時期を同じ学び舎で苦楽を共にし、結ばれた「縁」を大切にしながらますます親睦を深め、その交友の輪を拡げて行くと共に、母校の発展にそして社会に貢献し、前途有為な後輩の育成に資することを誓い祈って止みません。
更なる飛躍を目指して、母校ならびに同窓会の一層の発展を祈念しますとともに、皆さんのそれぞれの立場でのますますのご活躍とご健勝を心からお祈りいたします。
卓越した学園をめざして;Be Ladies and
Gentlemen!
市川学園理事長・学園長 高7回 古賀 正一
グローバル化、IT革命、規制の緩和、少子化など世の変化の波の中、教育は与えられる時代から選ぶ時代になりました。今70周年を迎えられますのは、学園の教育を実践し理解し、学園を愛する同窓会諸兄のご尽力とご支援によるところ大であります。今後とも卓越した新生市川学園を確立する第二の創生の時代として積極的に改革を進めていきます。
教育は不易と流行です。建学の精神の本質をしっかり守り、王道を行くことは不易の部分です。一方過去にとらわれず新しい発想で現代の諸問題に立ち向かっていく気概と志も必要であります。70周年を機に次の10年にむけ、5つの点に注力したいと思います。
第一は、創業の建学の精神の本質をしっかり次世代に引き継いでいくことです。
第三教育のモニュメント建立、学園歴史センターの整備、建学の精神を学ぶ古賀教育センターの設立、70年史の編纂などはこのためのものです。
第二は、新生市川学園のビジョンに基づく中期目標の確実な実現です。共学一期生が卒業する2009年以降の具体的目標を、具体的施策で着実に実現して行くことが重要です。
第三は、國枝記念国際ホールの完成により、教育活動、文化活動をより大きく活性化することです。市川学園フィルハーモニー管弦楽団の創設はそのシンボルです。
第四は、学園の価値は、教職員集団のチーム力と個人の情熱と質で決まります。教職員の研修、研究、切磋琢磨には最優先の投資をしていきます。先輩の英知で作られた古賀研究基金の果実を、積極的に教職員の研究研修のため活用してまいります。
第五は、よりよい環境、周辺整備を市および地域の皆さんの協力を得て行います。又、地域との連携を更に深めます。
本学園の究極の目標は、真に品格ある紳士、淑女、真のリーダーたるべき人物を生み出すことです。今の日本に必要なのは、実に品格のある人材でありましょう。
最後に70周年事業募金にご協力いただいたことに深く感謝し、学園に対し変わらぬご理解をいただくとともに、同窓会のますますの発展を記念いたします。
70周年に添えて「あなたの学園の思い出」
私の青春「市川中の五年間」
旧制1回 花嶋 省三
“オツケー・メー”大校長古賀先生の体育時の号令である。後にも先にも古賀校長の授業を受けたのは一回生32名のみでしょう。オツケーは「気を付け」の号令がかように聞こえたもので、オツケー・メーとなった(オツケとは千葉の方言で味噌汁のこと)。
昭和12年私は千葉県東葛飾郡八栄村の三咲尋常小学校出身で、旧友の柳沢國雄君(ラバウルで戦死)と二人で憧れの旧制千葉中を受けるべく勉強中であった。ある日山越享校長(後に市川市教育長となった人)とうちのオヤジがお前らは市川中に行けと言う。思えば創立当時学校説明に訪れた先生(多分菅田先生と思う)の熱意と教育方針に感銘を受け、特に山越先生が熱心であった。
かくして私達二人は千葉中を断念、市川に切りかえたのである。昭和12年4月入試を受けるべく市川中に向かった。都会の学校はさぞかし立派なものであろうと、夢見る多感な少年は胸躍らしていたものだが、無残にも夢は打ち砕かれた。瀟洒な校舎のはずが堀立小屋二棟。真間川の綺麗な水と日の丸がやけに眼についたものでした。
4月25日この日から32名のひとみはキラキラと輝き、大工を手伝い、植木職人に協力して校舎作りキャンパスの整備に汗を流したのである。お昼は先生と一緒に弁当の蓋を明け、おかずのゆずり合も楽しく、デザートにイチゴが出た。弁当は市川の教育のバックボーンの一つでもある。日一日と出来上がっていく木造校舎でもなんと嬉しかったことか。二回生を迎える年は立派な二階建校舎六教室が出来た。
ここらで先生方のアダ名にふれておく。私達六年間の担任菅田良岳先生はチャン(父親のこと)親愛と尊敬をこめて。国語の能村登四郎先生は馬、林先生は馬が連れてきたので馬車、歴史の朝倉先生は文字通り住職であるから坊主、英語の永瀬武先生はボッチャン、松田清先生は背が一番高いのでノッポ、国語の斉藤要先生はその風貌からナマズ、数学の木村邦五郎先生は名前とは裏腹にチョコマカするのでチュウ公、先生は頭が良かったようでメクラ将棋で誰も勝てなかった。日体大を出たばかりの体育の原末久先生はゴジラ、思いつくままに書いたが尊敬できる懐かしい方ばかりである。
「長靴に腰埋め野分けの老教師」菅田先生の面影をうたった能村先生畢生の句で日本俳壇に確乎たる足跡を残した馬酔木賞の一句である。菅田先生の墓にこの句は刻されている。まだ書きたいことが多々あるが、紙数が足りない。ただこれだけは知って貰いたい。「諸君は学園のポスターたれ」という古賀校長の言葉は後々教育上の至言として語りつがれているが、実は先生苦渋の決断、断腸の思いで言われた言葉である。後年(昭和56年)私は縁あって先生のおそばで仕えるようになり、酒席のお供をよくしたものですが、この時語られたことで真相を知ったのです。創業当時大スポンサーの企業(TK書院)がわずか32名では商売にならんと逃げたため、資金繰りは二進も三進も行かず、教員の給料も思うにまかせず、ご自身が巷の塾の講師などをして得た金をこれに廻した程の窮状。ポスター1枚作る余裕など全くなかった。君達一人一人がポスターになってくれという先生の言葉に苦渋を知る由もない私達は「俺達ポスターかよ」とにくまれ口をたたいたが、私達の肩にはずしりと重い何かがあったような気がしたものである。
「君達には重い責任を負わせたね」としみじみ語る老校長の姿に、私は胸をうたれたものです。
平成19年度 常任理事会/幹事会
●平成19年度同窓会常任理事会開催
平成19年5月12日(土)、
山崎製パン企業年金基金会館で常任理事会が開催され、47名の常任理事が出席しました。
学園からは古賀正一理事長・学園長と浅田穣校長にご出席いただき、児井正義同窓会会長、古賀正一理事長・学園長の挨拶に続き、平成18年度事業報告と決算報告および平成19年度事業計画と予算案ならびに創立70周年記念事業に対する同窓会の支援内容などについて審議が行われました。
今年は学園創立70周年の年に当たり11月17日(土)には記念式典と祝賀会が予定されており、同窓会としても当日の午後に開かれる祝賀会に多数の同窓生の参加を呼びかけるべく、今回の当番幹事に当たる高校17回の皆さんを中心にした実行委員会(実行委員長:児井会長)が準備を進めており、その計画について詳しく報告がありました。
審議された各議案につきましてはすべて5月19日(土)の幹事会に提出される議案として承認されました。
●平成19年度同窓会幹事会開催
平成19年5月19日(土)、山崎製パン企業年金基金会館で平成19年度の同窓会幹事会は幹事89名、学園から古賀正一理事長・学園長のご出席の下、開催されました。
児井会長、古賀理事長・学園長の挨拶のあと、児井会長が議長に選出され、議案に従い幹事会での討議検討が行われました。
1)平成18年度事業報告および決算報告は、事務局からの報告どおり承認されました。
2)平成19年度事業計画および予算案につきましては、特に今年が学園創立70周年の年に当たるため、70周年記念実行委員会(委員長:児井会長)を設立、当番幹事に当たる高校17回の有志を中心にした協力体制の予算が計上されていること、祝賀会開催に当たり同窓会から学園に70周年お祝い金300万円を贈呈するという議案もあることなどから、慎重に審議がなされた結果、原案どおりの内容で幹事会の承認を得ました。
3)引き続き、会則の改定、役員の改選、新しい職域支部として発足した「デンタルフォーラム(学園OB歯科医師の集い)」などの議案について審議の結果、それぞれ承認をいただきました。
4)会議の後の懇親会に入る前に「70周年記念実行委員会」が準備してくれた祝賀会のチケット(1枚5000円)を幹事各位が5〜10枚ずつ預かり同期の仲間に販売してくれることになりました。
なお、70周年記念の祝賀会が開かれる11月17日(土)に新校舎の教室を使ってクラス会・同窓会を開く「ホームカミングデイ」の企画について、同窓会ホームページの「70周年記念実行委員会からのお知らせ」を参照いただくようご案内いたしました。
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