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2003年12月号
―ご挨拶―
市川学園同窓会会長 北原 敬市
1980年代半ばの臨時教育審議会以降、教育改革は、国民的な合意を前提として、「今までの教育ではまずい」といった見方は、広く国民の指示を受けて進められてきました。いじめ、不登校、学級崩壊、高校中退、その他、子供をめぐるさまざまな暴力など、「今までの教育」がこれらの問題を産み出してきたという見方が定着してきました。そして、学校や家庭や社会の問題の一因として、「今までの教育」が時代の変化に合わなくなっていることが、たびたび指摘されてきました。しかも、情報化が急速に進展する時代には、知識は急速に陳腐化し、生涯学習が要求される時代でもあります。このような時代には、「自ら学び、自ら考える力」が必要であり、これまでの、「知識の詰め込み」教育では対応できないといった意見も根強く、幅広く受け入れられてきています。
このような背景のなかで、我らの母校市川学園の創立以来60余年の道のりを振り返ってみますと、我らの恩師故古賀米吉先生の建学の精神、教育理念が如何に優れたものであるかを、あらためて思い知らされるところであります。
子どもたちは、誰でも素晴らしい個性をもっているという人間観、一人一人をよく見る教育、自ら学ぶ第三教育の重要性を理解、推進することなどの教育理念をもって、これらを基盤としての教育は、現在、批判の対象となっている「今までの教育」と考えられているものとは、およそかけはなれたものであるといえるでしょう。
学祖古賀米吉先生の御令息、古賀正一現理事長は、卓越せる教育は、卓越せる環境の中でなければならないとの考えの中で、聖書の中の言葉をよく引用され、「新しい酒(新しい教育)を新しい革袋(新しい校舎)にもれ」といい続けておられましたが、今回理事長の大英断により、今後少なくとも100年間は不足なく対応し得ると思われる素晴らしい新校舎の建設、新教育設備の設置が実現されました。かくして、21世紀における新生市川学園は、卓越せる新しい教育を卓越せる新しい環境のうちに実施することができることになりました。
なんと、素晴らしいことでしょう! この上ない、歓喜と感動に浸り、随喜の涙溢れる思いに駆られています。
日本一の中学、日本一の高校を目指して、頑張りましょう! 市川学園に栄光あれ!!
市川学園 新校舎落成記念 同窓会開催
新校舎落成記念同窓会総会が平成15年4月19日(土)に行われました。午前中に宇宙飛行士の毛利衛さんの記念講演会が好評のうちに終わったあと、13時30分より第一部総会・第二部祝賀会と二部構成で行われ、約600名の同窓諸兄が参列されました。
高木事務局長の総合司会のもので、岡野谷副会長の開会の辞、北原会長のご挨拶のあと、北原同窓会会長より「記念品目録」(内容は同窓会より学校法人市川学園に対して新校舎の落成を記念して5000万円の寄付金)が贈呈されました。それに対し古賀理事長から丁重なお礼のお言葉がありました。
また八千代支部が設立され、次回の幹事会・理事会で正式に承認される旨の報告がありました。
次に本日のメインイベントでもある作家の高橋義夫さんによる講演会が行われました。言うまでもなく高橋さんは1992年(平成2年)『狼奉行』により第160回直木賞を受賞された著名な作家であります。高橋さんは本学園の16回の卒業生ということもあり、またこの総会の当番幹事を16回の方々が分担することにもなったので、わざわざ山形からお招きすることになりました。高橋義夫さんは船橋の海神中学を卒業された後、市川高校に入学し硬式野球部で活躍されました。スポーツマンであると同時に、御自身の言葉によれば、活字中毒の性格で読書にも熱心で多くの作品を読破されたようです。その後早稲田大学文学部に入学されましたが、講演では当時の高校生活を懐かしげに、またときには熱く語られました。また新進気鋭の作家として文壇にデビューされましたが、1987年(昭和62年)『闇の葬列』で直木賞の候補になってから受賞されるまでの作家としてのドキドキをリアルに語っておられました。
新校舎の見学会が約1時間あった後、第二部の祝賀会が15時30分より行われました。総合司会を落語家の柳家三太楼(本名畠山太郎)さんにお願いしました。畠山さんは昭和58年に市川高校を卒業された方で、平成13年4月に真打ちに昇進された落語界のホープとされる方です。同窓の諸兄が久々に顔をあわせ、懐かしげにくつろいだ雰囲気の中、柴内校長の挨拶、岡野谷副会長の乾杯と進んで懇親会に移りました。余興として柳家三太楼さんの小咄や高校8回卒業のミュージシャンのビル・カネミツ(本名金萬喜昭)さんのウエスタンミュージックの演奏などがありました。平成15年にサウス・トラベラーズを結成しご活躍のことは皆さんもご存知のことと思います。名残を惜しみつつ、校歌を幾度も歌いながら午後5時に本日の祝賀会はお開きになりました。
常任理事会 幹事会 (平成15年)
【期日】平成15年7月19日(土)
【会場】市川学園第2・3・4会議室
常任理事会 午前10時30分開会
幹事会 午後1時30分開会
【式次第】北原同窓会会長挨拶、古賀理事長挨拶
議題
報告事項 新校舎落成記念同窓会・祝賀会について
承認事項
1 平成14年度決算承認について
2 平成15年度予算承認について
3 八千代支部結成承認について
4 会則の変更について
5 常任理事の推薦・承認について
6 幹事の推薦・承認について
7 常任理事会退会者
協議事項
1 副会長の選出方法について
2 同窓会の運営方法について
3 市川学園創立70周年記念事業について
平成15年度の常任理事・幹事会が7月19日(土)に市川学園会議室で午前と午後に分かれて行われました。
高木事務局長の司会で進行し、最初に北原同窓会会長が挨拶されました。
続いて古賀理事長が「新生市川学園として最初の常任理事会にたくさんお集まりいただいたことに感謝したい。今後ともいろいろご支援をいただきたい。特に募金の面で同窓会として多額の寄付をいただいたことに改めて感謝を申しあげたい。寄付全体として個人から3000名・法人90社から浄財をいただき、目標金額の2億円にほぼ達成しそうである。4月15日と19日に新校舎落成記念式典が盛大に行われた。中1から80名の女子を入れて共学化がなされた。5日制の中では意義ある土曜日として土曜ゼミ・外部の講師による特別講座などが行われている。来年度の中学入試を幕張メッセで行いたい。第1校地はラグビーなどの運動場に、市川大野の地に硬式野球場を作りたい。」などの報告がありました。
続いて議事の進行に入り、議長に北原同窓会会長が選出されました。報告事項として、楢橋事務局次長より4月19日に行われた「新校舎落成記念同窓会総会祝賀会について」の報告がありました。
承認事項として、
1 平成14年度決算の報告が会計宇佐美繁よりあり、監査の高橋隆彦より監査報告があり、承認されました。
2 平成15年度予算案の提案が会計宇佐美繁よりあり、特別費の扱い・事務局人件費について・新名簿の販売金額についてなど質問がでました。
3 八千代支部が結成され、河野文昭支部長より挨拶があり、承認されました。
4 会則の変更について楢橋事務局次長より説明がありました。
第四条 本会の本部を市川市本北方2-38-1 の母校に置く。
第七条 会長(1名)副会長(1ないし5名)監事(2名)常任理事(卒業後15年を経た会期毎2名、母校副校長及び教頭)幹事(卒業後各会期クラス毎2名とし、総会当番年次には増員できる。)
5 常任理事の推薦が事務局より提案され承認されました。
16回 竹内 勇 26回 小泉卓史 27回 大塚英樹、岸浩司 28回 井川信一 井上立雄
29回 岡野谷明夫、北原慶幸 30回 市村 薫、都筑 靖 31回 及川秀二 33回 小澤秀一
34回 宇佐美繁、北川善剛 35回 狩谷(旧姓的場)明夫、鈴木 卓 36回 一之瀬朗、矢嶋崇好
37回 古賀一人、直井一士
6 幹事の推薦が事務局より提案され承認されました。
8回 吉野俊郎 16回 川村 豊、藤谷和男
7 常任理事2名、幹事1名が健康上の理由や物故により退会されました。
常任理事 旧7回 小川勇蔵(健康上の理由) 26回 中山勇平(物故)
幹事 8回 平川武(物故)
協議事項として、
1 副会長の定員が2名から5名に増員されるのに伴い、その選出方法が事務局から提案され、いろいろな意見が出されました。岡野谷副会長から、皆さんの意見を集約して同窓会の活性化という観点で各世代から選出するような方法で、次回までに具体的な提案をするということになりました。
2 同窓会の運営方法を改善し、活性化するための『同窓会活性化委員会(仮称)』を会長・副会長を中心に委員を選出して結成することが承認されました。
3 市川学園創立70周年記念事業を行うにあたり、同窓会としてその準備に当たりたい旨の報告が高木事務局長からありました。
●白井支部
八重桜が咲き誇るうららかな土曜日、4月19日の新校舎落慶式の日に、合わせて白井支部の臨時総会が開催されました。白井市庁舎前に集合した老若男女の市川学園同窓生は、心うきうき、チャーターした観光バスに、乗り込み始めました。正午、この日最長老の伊藤武雄氏、笠井昭司氏、増田裕之氏(旧4回)を団長に、約30名『いざ、鎌倉』とばかり、一路、市川学園新校舎を目指して出発しました。胸の高ぶりを抑えきれずに感涙にむせぶ人は居ませんでしたが、卒業以来半世紀以上経てもなお、益々旺盛な愛校心は、古賀米吉先生をはじめとする恩師の方々に暖かく見守られて過ごした多感な青春時代が、本当に楽しくかけがえのないものであったからでしょう。あれこれゆっくり語り合う間もなく、バスは目的地に到着。そこは、かつて水鳥が群れをなす他は、一面人影も無き湿地帯だったところに、今、燦然とそびえ建つ新校舎を目にして、おもわず喊声があがりました。一同万感の思いに浸る暇もなく、記念式典は粛々と進み、白井市と隣接する八千代市に新支部が誕生するというよろこびも重なり、帰りの車内は式典の余韻さめやらぬまま、帰白(白井)後、直ちに、臨時支部総会となり、記念式典に参加できなかった人たちも加わり、地元民同士水入らずの楽しい支部総会となりました。白井に限らず同窓会の各支部は、市川学園を支える根っこです。根っこが数多くできて、充実すれば母体市川学園も、揺るぎなく成長繁栄して行くものになると思います。また、この日の支部会では、いろいろな発案もありましたので、機会があればご紹介させていただきます。
(高21回 伊澤有一)
●市川学園同窓会八千代支部設立
私たち八千代支部設立に対し、格別のご高配とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。市川学園と八千代市とは、市川学園付属幼稚園の開設以来の古いお付き合いのあるのを皆様ご存知でしたか?
八千代市は、人口18万141人、世帯数7万825世帯(平成15年9月1日現在)、面積は51.27平方キロメートル。周囲に習志野市・船橋市・千葉市・佐倉氏・白井市があり、北部には、広々とした田園風景、南部地域は、神社・お寺・古墳跡等があります。
鉄道については、京成・東葉高速の二線がはいり、京成は大和田・八千代台・勝田台、東葉高速は勝田台・村上・八千代中央・緑が丘の各駅があります。この八千代市に、市川学園の同窓生は約400余人とも言われております。
支部設立の経過は、3年程前から同窓生の有志数10名が6月に相集い懇親を深めていましたが、同窓会には支部が既に韓国ソウル・船橋・千葉・市原・白井に結成されており、地域に根ざした活動を積極的に展開されていると聞いておりましたので、八千代にも支部を結成してはとのこととなり、本年4月19日の市川学園同窓会総会におきまして、同窓生皆様の前で支部設立の趣旨などをご披露させて頂き、その場でご承認を得ました。
本来は、常任理事会・幹事会での審議・承認が先でありましたが、同窓生一同のご配慮により7月19日の常任理事会・幹事会において満場一致で承認されました。
八千代市においては、6月21日市川学園八千代支部として、八千代市在住・在勤の同窓生が参集し、同窓会支部設立の賛同を得、当日は古賀理事長・柴内校長・高木事務局長をお迎えして披露パーティーをおこないました。
当面の課題は、現在会員数40余命ですが、設立の趣旨である「会員相互の親睦を図り、もって母校の発展に資することを目的とする」事を重点に会員一同協力し、併せて会員の増強を大命題に活動してまいります。そして新しい学園キャンパスの落成を機に、この近代的な設備を充分に生かし、優秀な学生が集う伝統を築き上げるよう学校とも緊密な連携を保ち、市川学園が益々発展するよう八千代支部としても頑張って参りますので、同窓の皆様方の暖かいご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
八千代支部の役員は次の通りであります。
支部長 河野文昭(旧8回)、副支部長 大塚敏男(16回)、上代修二(21回)
理事 猪飼清文(21回)、伊勢崎勉(22回)、武田裕一(30回)
監事 柏木将彦(16回)、立石不二雄(26回)
顧問 大野景徳(旧3回)
事務局長 伊原隆雄(23回)
副事務局長兼会計 林 徹(19回)、福田勝元(37回)
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