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なずな2001年10月号
新校舎建設事業の募金のお願い
市川学園新校舎建設事業募金委員会委員長・理事長 古賀 正一
同窓会の皆様には、ご健勝にてご活躍のことと存じます。日頃は母校に何かとご支援を頂き、有り難く厚く御礼申し上げます。
21世紀の市川学園の更なる発展と次代の日本を背負う人づくりのトッププランナーを期し、本年3月新校舎の建設に着工いたしました。まさに当学園の命運を賭けての大事業であります。この大事業ができるのも、同窓会の皆様のご支援とご活躍、創立以来の学園関係者のたゆまぬ努力や支援、血のにじむような経営の意志によるものであります。
私学は、自主性、独自性のある教育ができる反面、成否は自助努力によるところ大であります。競争にまければ撤退せざるを得ないところが、100%税金による公教育とは大きく異なるものです。いわば教育というサービスのベンチャー組織体とも言えます。創立者古賀米吉は、私学は常に苦難の道を歩くが、独立独歩、わが道を歩かねばならぬ、卒業生こそが学園の誇りであり、生きた広告であると言っておりました。
さて今回の大事業は、剰余金と借入金にて行いますが、教育の諸設備の充実等には皆様からのご寄付を切にお願いし、少子化と競争激化の中、学園の更なる発展を期すものです。どうか同窓会の皆様には募金趣意をご理解いただき、ご協力を賜ることを心からお願いいたします。
21世紀の日本は、教育立国、技術立国ひいては知の立国でなければならず、人こそが貴重な資源です。教育は国の根幹の施策であり、いま各界各層で教育改革の議論が活発です。私はもう論より実行の時をむかえているという、危機感を強く持っています。私学は、いや当学園こそが、教育改革でも先行しなければなりません。
新校舎建設は、改革の絶好の牽引車になるものです。仕組みやシステムの改革、教育の質と教育力の改革、教職員の意識改革の3改革を同時並行して進め、早く激しく実行しなければなりません。不易の古賀教育の理念をもとに、改革により、ゆるぎない進学校と人間教育を両立させた、新しい時代の卓越した学園をめざします。
新しい皮袋であるハード面では、素晴らしい校舎と環境、最先端のIT設備等をそなえます。一方新しい酒とも言うべきソフト面では、徹底した中高6カ年教育、共学の導入、新教育指導要領を基盤としそれを超えた学園独自のカリキュラム、5日制導入とともに意義ある土曜日の諸講座やセミナー、同窓生や地域にも開かれた学校、心の教育やカウンセリングの充実、グローバル時代にふさわしい授業の質や教育力のより一層の向上、明るい校風づくりなどです。
学園は同窓会の皆様にとり、青春の故郷であり、年代を超えた交流の場です。いつでも来校をお待ちしています。また忌憚のないご意見を賜れば幸いです。最後に中国の古典「管子」を一節を引用し、私のお願いと挨拶にかえます。
「三樹:一年の計は穀を樹うるにしくはなし、十年の計は木を樹うるにしくはなし、終身の計は人を樹うるにしくはなし」
新校舎建設に思う
事業募金副委員長・市川学園後援会会長 吉岡 博之
21世紀は「教育」「環境」の時代と言われています。その内の「教育」については我が国では数年前から盛んに「教育改革」が叫ばれております。日本に限らず地球上のどの国でも、「教育改革なくして、国の将来はない」と多くの人々は考えているようです。この点では私も全く同感でありますし、教育する場であります家庭・学校・社会の役割の重要性が問われているように思います。学校教育につきましては、私立学校こそ個性豊かで多様な人間教育を積極的に実践できる場であると思います。何故ならば私立の学校には固有の「建学精神」があり、その精神に共感するところの教職員・社会の有志・父兄や同窓の皆さんが一丸になって、学校教育が実践されているからであります。この点で公立の学校や営利を目的とした教育機関とは意を異にしています。現在わが国では私立学校に在学する学生の割合は、中高等学校で約3割と聞いております。市川学園は昭和12年4月に創立以来、学校教育の発展普及に大きく寄与して来ました。そしてなによりも古賀米吉先生の傑出した建学の精神に基づき、学園の伝統を築いてきました。今日までおよそ65年間に市川学園を巣立った人々は、各界で立派な社会人として活躍されております。今後も市川学園は冠たる建学の精神を守るかぎり、社会に立派な人間を送り続けていくことは間違いありません。
歴史と伝統のある市川学園は新世紀を迎えて、多様化していく社会に対応できる人間教育を、他に先駆けて目指しています。そのためには教育体制の整備と施設・設備の充実が不可欠であります。この度、起債をしても新校舎の建設に踏み切られた市川学園関係者に敬意を表します。「外装整えて、うち自ずから整う」というように、新たな教育体制のもとで、学生それぞれの素晴らしい独自の個性をのばし、生き生きとした学園生活を送れる場を新校舎はきっと与えてくれると信じております。後援会の皆様にはこの点をご理解いただき、なお一層のご協力を切にお願いしたく思うものであります。
事業募金のご挨拶
事業募金副委員長・同窓会会長 山本 幸雄(旧1)
日ごとに秋の気配が深まってまいりました。同窓諸兄はお元気でご活躍のことと存じます。早いもので、先の創立60周年を迎えたのが、1997年(平成9年)でした。それから5年の歳月が夢のように去り、社会情勢は当時と大きく変わりました。
創立60周年を迎えた当時は、阪神・淡路大震災(平成7年1月17日)で大惨事のショックが覚め遺らぬ時期でした。その影響もあって我々の話題に上ったのが、学園の現校舎の耐震性の問題でした。大地震の場合、安全が確保されるかどうか、危惧されたのです。その結果、98年(平成10年)に古賀記念館・現体育館を除く、老朽化した現校舎を全部新築とする構想がにわかに浮上しました。慌ただしく協議で交わされた構想は2001年(平成13年)完成としたものでした。身に迫る危機感からの計画立案でした。間もなくその内容が同窓会幹事会に報告されますと、思い出多き学舎が無くなる寂しさ・新構想への期待などが、同窓諸兄に広まりました。
その後、予期しない事態へと直面したのです。それは、現在地(第1校地)に新校舎再建するには、適正を欠く諸条件がありと判明されたことです。急遽再検討されて「第3校地」に移行する新構想が正式な決定事項として発足し、公式な具体化へとなったのです。
ともあれ、2003年(平成15年)へ向け、新教育とともに新校舎の実現化は誠に喜ばしい限りです。さらに、脈々と続いて私学の教育理念を古賀理事長ご自身から、県下随一の碩学の場を創る熱意、建学の精神を大切に思われる母校愛など、新校舎の諸施設に十分に盛られた計画でした。中でもIT(情報技術)を駆使し教育機能を促進化させる画期的な新計画です。教育改革で平素語られる中に「不易・流行」の一端も適い、新世紀と符合して阿吽の呼吸と申せましょう。学園は一層将来性ある輝きを迎えようとしています。
今年は新世紀のスタートの年です。世界の国々の気運をみると、各国の諸事情もありますが、共通課題は“次世代を担う子供の教育”にあるようです。欧米諸国が教育見直しを始めた情報とか近隣のアセアン諸国も同じような話題から、共通課題を知ることができます。
日本は、江戸・明治時代から教育熱心な伝統ある国でした。特に戦後からの教育環境は著しく発展を遂げました。しかし、近年に教育のほころびが目立ってきました。従来の教育は新時代に沿わないとして「新学習指導要領」は改定され実施されるようですが、既にいくつかの問題点が指摘されています。国際化・少子化・高齢化など未体験の問題の多い生活環境の中で、教育の夢は消えかかっているためからでしょうか。表面的な将来性を青少年に、性急に望み過ぎた嫌いがあったからでしょうか。論議は絶えません。青少年の明るい表情が時代の変化を表わすと言われていますが、そのように思えます。
教育は人が人を教育するものですが、夢がもてる人間性が求められている時代です。人集めの改革ではなく、教育の本質を考えた堅実な教育の改革が望まれています。これらの所見は、学園では既に考えられて実践されて来ました。今後とも名実ともに輝くことを祈ってやみません。同窓諸兄の応援が益々頼りとなります。
既に新校舎建設の工事が開始されました。私たちは建設工事に携わることは、申し上げるべくもなく不可能です。同窓生諸兄のご支援が多々おありかと拝察し、皆様に代わりまして、学園の新建設に少しでもお役に立てばと「事業募金副委員長」の大役を引き受けました。まことに厳しいおりではございますが、皆様の温かいご支援やご声援を承りますので、よろしくお願いします。
「募金趣意書」をご高覧戴き、どうぞ、この趣意をおくみ取りいただき、平成13年10月より平成15年9月30日の2年間を、「新校舎新建設事業募金」の期間とします。何卒ご理解とご賛同を賜りますよう格別のご協力をお願い申し上げます。
◆平成13年度常任理事会・幹事会報告
・日時 平成13年6月23日(土)13:30〜16:00
・場所 50周年記念館会議室
・参加者数 150名
古賀正一理事長(7)のご挨拶
・議題 平成12年度同窓会会計決算報告、
平成13年度同窓会会計予算案審議
「事業募金」について…花嶋省三副理事長(旧1)
学園の近況報告………柴内恒学校長(9)
・その他 質疑応答
開会・閉会の挨拶 北原敬市副会長(旧2)
議長 山本幸雄(1)
進行・司会 小泉卓史(26)
書記 府川恭三(8) 石井信義(11)
(1)開会の挨拶 北原敬市副会長(旧2)
(2)今年度の審議事項説明 議長 山本幸雄(1)
(3)古賀正一理事長(7)の挨拶
「みなさん今日は、理事長の古賀です。日頃ご無沙汰しています。同窓生・卒業生のバックアップに感謝しています。…新校舎建設を校運をかけて頑張って参りますが、校舎はドウイングパワーとなり得るもの。揺るぎない人間教育と県下トップの学校。新学習指導要領以上の学力と高い進学率、共学・5日制(ただし土曜日は土曜講座開講)など、3つの風を送る新教育を目指します。
…この新校舎建設事業は『なずな』で概略説明がなされて、ご存知かと思います。総工費推定百億円、借入金以外は卒業生から事業募金としてご支援を賜りたくお願いしなくてはなりません。どうかよろしくお願いします。」とした主旨でした。引き続き「懇親会」まで同席されていました。
(4)平成12年度同窓会会計決算報告
宇佐美繁(34)より報告。監事高橋隆彦(15)から監査報告され承認されました。
(5)平成13年度同窓会会計予算案審議
同じく宇佐美より説明があり、可決されました。なお、年度の生徒在籍者数の違い・利息の目減りなどの質疑・応答があり、承諾されました。
(6)柴内学校長(9)からの学園の近況報告
学園の国際化に力を入れるため、外国人講師による英会話<中1・中2対象>、ニュージーランドのダニーデン市John
Mc Giashan
Collegeと姉妹校提携、中国の楽山市の沫若中学との姉妹提携などの交流をすすめている説明がなされました。
(7)花嶋副理事長(旧1)から「募金」説明
昨年度の同窓会常任理事会・幹事会で「新校舎建設費」の承認事項経緯の説明、「事業募金」の発足と「募金趣意書」の発行についての説明。さらに募金の内訳を説明されました。
(8)その他
管田岳(7)より恒例の同窓会ゴルフ大会が5月21日、平川カントリークラブ開催の報告がなされました。この和を広げる上から「同窓会ゴルフ」支援費要望の申し出意見が出ましたが、理事会・幹事会では否決されました。
引き続き「懇親会」が行われ、16:00閉会となりました。
(9)閉会の挨拶
北原敬市副会長(旧2)
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